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フロスト警部シリーズ「最新作」について
というわけで、前回の続き。

2007年に亡くなったイギリスのミステリ作家、R.D.ウィングフィールドのフロスト警部シリーズの「新作」が2011年に発売が予定されています。

ファンとしては、ウィングフィールドの遺稿か何かが発見されて、それに誰かが手を入れる形・・・みたいのを希望してしまうんですが、実際はそうではなく、 James Henryというペンネームで2人の作家の合作という形になります。

最初にこの「新作」の話を聞いたとき、てっきりウィングフィールドが過去に書いたラジオドラマ版フロスト作品、もしくは短編(例えば日本でのみ出版されている「夜明けのフロスト」とか)を翻案するのかと思ったので、その点を尋ねたところ、実際にそういうアイデアもあったそうです。

ただ、今回は完全に新しいストーリーを一から作ってるとのこと。

そのタイトルは既に決まっていて、その名も"FIRST FROST"。

「FIRST FROST?・・・ってーことはひょっとして」

と思った人がいたら正解。

新作ではありますが、内容は既刊のフロストシリーズの前日譚になるとのこと。

実はまだ執筆中らしく、詳しいことは不明ですが、"FIRST FROST"では、ジャック・フロストの巡査部長時代が舞台になるんじゃないかと言われています。

私がやりとりをしたエージェントの言葉をそのまま使えば、読者は「他の作品よりもちょっとだけ若く、経験も浅い」ジャック・フロストが登場するというわけで。

ファンにとっては、確かに興味がそそられます。

で、ここで肝心なのは、その新作を書いてるJames Henryというのは誰か?

一人はHenry Suttonというミステリー作家。

これまで5作の小説を発表しており、ミステリ以外にもジャーナリストとして様々な新聞や雑誌に記事を書いているそうです。ざっと調べましたが邦訳は無さそう。

寡聞にして私も初めて目にする名前で、当然この人の作品は読んだことはないので、作家としての手腕についてはなんとも言えません。

ちなみに今年、"Get Me Out of Here"という小説を出したばかり。

なんでも「アメリカン・サイコ」を21世紀のロンドンを舞台にアップデートした、みたいな話らしいんですが・・・。

今のところこの作品のイギリスでの評価は中々みたいです。

そして、もう一人はJames Gurbutt。この人は・・・えーと。

元出版社勤務だったそうです。

え?それだけ?

そう。それしか分かりません。

何故この人が執筆陣に加わってるかは、本当に謎です。

そしてさらに驚きのニュース。

このフロスト警部の「新作」を出版するのはTransworld社というところなのですが、実は既に2作分の契約をウィングフィールドのエージェントと交わしています。

つまり、"FIRST FROST"の後に、少なくとももう一作は「新作」が出版されるということ。

"SECOND FROST"? いや、まさかね。

ちなみに、これらの「新作」の出版を許可したのは、故ウィングフィールドの一人息子フィリップさんなのですが、彼曰く、

「彼らは父のスタイルを驚くほど上手く掴んでる。これまでのファンも新しい読者もきっと喜ぶと思うよ」(意訳)

だそうです。私が聞いたエージェントも、「まだ執筆の初期段階だが、彼らはウィングフィールド氏の偉大な作品のスピリットを掴んでいる」と言ってます。

だと良いですね。

現在のところ、この「新シリーズ」を東京創元社が出版するのかについては、未定のようです。

ということで、まだあまり日本では知られていない(であろう)フロスト警部シリーズの「新作」についてご紹介してみましたが、実はこの「新作」に対して遺憾の意を表明している方がいます。

マスコミ嫌いで、ほとんど表舞台に立つ事のなかったR.D.ウィングフィールドと、生前付き合いのあった数少ないミステリ作家です。

その人が知るウィングフィールドの色んなエピソードについて、次回は紹介する予定。

いや元々はそれが書きたくて調べてたんですが、この「新作」のせいで予定が狂いました。

ではまた。




関連エントリ
・フロスト警部シリーズの今後について、驚きのニュースを小耳に挟んだ。
・フロスト警部、シリーズ終了の危機?
・R.D.ウィングフィールド氏が亡くなりました。
【2010/03/18 02:21】 | 読書関連 | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
<<(多分)どこよりも詳しいR.D.ウィングフィールドについて | ホーム | フロスト警部シリーズの今後について、驚きのニュースを小耳に挟んだ。>>
コメント
!!
フロストシリーズ大好きです。「フロスト気質」の後はやっぱり原文で読まねばならないだろうかと思ってましたけど、今年新しいのも訳が出るんですね。うれしいです。
R.D.ウィングフィールドがなくなったって知ったときはめまいがしましたけど、別人が書く新作ってどうなるんでしょう。前日譚にするってことは、作家陣が若干フロストらしさを書ききれなかったとしても「まだあのフロストになってないから」って言う逃げも用意してるってことでしょうかねえ。うがちすぎ?
じゃ、ウィングフィールドのエピソード待ってます。
【2010/03/18 10:05】 URL | 蓮姫さま #rdF89Cgk[ 編集] | page top↑
初めまして。
超弩級の耳寄りニュースをありがとうございます。
キリングの邦訳を読むまでは長生きするぞとか思っていたら来年には叶いそうでびっくりです。
でも芹澤さんのペースで仕上げていただきたい気もするんですがw
新作にもびっくりです。
他の作家さんがフロストを書くことには正直言って抵抗があったのですが、
青い瞳をキラキラギラギラ輝かせたヤング?フロストにはそそられてしまいます。
でもあんまり本家には絡まない内容だと嬉しいなとか思ったり。
ご友人の御意見はなにやら不穏そうですし、ウィングフィールド氏の生前の御意向も気になっちゃいますね。
更新楽しみにしてます!
【2010/03/18 12:02】 URL | 尻揉み殿下 #-[ 編集] | page top↑
>蓮姫様

フロストシリーズもお好きだとは知りませんでした!最高ですよね、フロスト。

今年邦訳が出るってのは、自分で書いておいてなんですが、いまひとつ信じられません。機会があれば、是非原作に触れてみて下さい。

前日譚は批評に対しての逃げを用意してるんじゃないか、とのこと、慧眼だと思います。

一見、シリーズ通して、全然変わってないように思えるフロストですが、"A Killing Frost"なんかでは随分感傷的になってたりして、心境の変化も見られてきてます。あの路線で純粋な続編って言うのは確かに荷が重いかもしれません。

続き、今日明日は難しいかもしれませんが、頑張ります(笑)
【2010/03/19 11:49】 URL | twitetta #mQop/nM.[ 編集] | page top↑
>尻揉み殿下様

コメント有難うございました。ミステリネタは通常あまり人気がないので、反応があると励みになります(笑)

てかHN見て大笑いしてしまいました(笑) 尻揉み殿下は「夜のフロスト」でしたっけ?芹澤恵の訳語は素晴らしいですよね!

上にも書きましたが、邦訳については、私も半信半疑です。あのクオリティの翻訳はそんな短期間で仕上げられるもんじゃないと思いますし。。。

>ご友人の御意見はなにやら不穏そうですし

そうなんですよね。次回書きますが、まだその「友人」も原稿を見たわけじゃないので、一概に駄作決定してしまうのも時期尚早な気がします。

>更新楽しみにしてます!
ありがとうございます。なるべく急ぎます。
【2010/03/19 11:56】 URL | twitetta #mQop/nM.[ 編集] | page top↑
北西大学の学生さん
すいませんっ、フロスト警部のオタ系コメントには、知識がなくて参加出来そうもないもんで、全く関係ないネタで恐縮です。

この週末北西大学のビジネススクールの学生さんがホームステイにやって来ました☆しかもヤムリンゴさんの会社のエンジニアさんだったそうです。「じゃあ、門田さんのお宅に招かれたのね?」と言ったら「そんな訳ないでしょ。」って。門田家に招待されたヤムリンゴさんって、やっぱり大物なんですね。改めて尊敬しちゃいました。
【2010/03/23 08:49】 URL | makiko3 #-[ 編集] | page top↑
Re: 北西大学の学生さん
>makiko3さん

返信遅くなってすみません。ブログ拝見しました。子育て中にホームステイ受け入れるって凄いですね!kskちゃんにも良い経験になったのではないでしょうか?

北西大学とは懐かしい響き。自分が通っていたのが嘘のようです。

門田邸訪問ですが、多分タイミングとその方のポジションの問題だと思います。カミさんのときはまだギリギリ門田さん現役でしたからね・・・。あとポジションというのは、当時インターンだったので招待されたみたいです。確か。
【2010/03/28 00:11】 URL | twitetta #-[ 編集] | page top↑
はじめまして
twitettaさん、こんばんは。
私もフロスト警部の話と関係ないのですがごめんなさい。

私はつい最近アメリカに引っ越した者なのですが、コーヒーショップでのちょっとしたやりとりでも挙動不審になる英語レベルです。来週からESLに行くことになり、twitettaさんのESLのカテゴリを見つけ一気読みしてきた次第です。当時は色々と見えない傷を負われたとのことで、今の自分に重ね合わせて半泣きになってました。(たまに爆笑も入る微妙な涙目)

力をもらった気分で私もがんばろうと思います。ありがとうございました。



【2010/04/01 21:46】 URL | rikakong #ueV2KdmQ[ 編集] | page top↑
Re: はじめまして
>rikakongさん

はじめまして。コメント有難うございます。

来週からESLですか。当時は傷だらけになったような気がしてましたが、いま思い返してみると、アメリカに住み始めて2番目に楽しい経験だったような気がします。

確かに宿題やらプレゼンは大変でしたけどね、いまでも付き合いのある友達も出来たし、なにより非ネイティブ同士での英会話って理屈抜きに楽しいです。いや本当に。

なので、私のエントリを読まれて不安になったんだとしたら、どうか気にせず、存分に楽しんでください。

ブログの方もお邪魔致します。

ではまた。
【2010/04/04 00:38】 URL | twitetta #bhhZubZs[ 編集] | page top↑
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