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元に戻す、その前に。
ウォッチメンも日本で公開され、色々な感想が出ているようですが、まぁ予想通りというかなんというか、好きな人と嫌いな人に結構、綺麗に分かれている感じですね。

なんであれ物事には「合う・合わない」って言うのがあるので、ウォッチメンが合わない人っていうのがいるのも良く分かります。

ただ、一部に「分からないから、詰まらない」というのもあって、それはちょっと待ってくれ、と言いたくなったり。

「合わないから、詰まらなかった」と言うなら良いんですが、「わからなかった」というのから、即「詰まらない」と言い切ってしまうのは、なんというか自分の脳みそ、は言いすぎか、知的好奇心の足りなさを露呈しているだけに見えてしまったり。

偉そうなこと言ってるけど、社会の窓開いてますよ、みたいな。

まぁ人それぞれなんでね。別に全ての人がウォッチメンに興味をもつべきだ!と力むつもりはありません。世の中にはもっと大事jなことがあるしね。

でもなぁ・・・そういう方には筒井康隆の「読者罵倒」とか読んで欲しい。いや悪気はないです。ないけどね。まぁいいや。

あと、これまでネットで見た範囲ですが、日本の映画評論家できちんとしたレビューを書いている人がほとんどいない印象を受けました。

気になったのをちょっと挙げると、

ネットで有名な某映画評論家の前田有一氏は、

>この映画版は、原作に驚くほど忠実に作られているが、ここであえて私は断言する。
>この映画の完成度は、原作を超えている、と。

それはなんつーか、「あなた原作ちゃんと読んでないだろう」と思ったり。

コミックである原作と、今回の映画版、元から媒体が違うものを、一体どんなものさしで、どうやって比較した上で「超えた」と言ってんだか氏の感想ではさっぱり分かりませんが、勇み足って奴でしょうかねそうですかね。

他の映画評論家では、岡本太陽氏は、

>冷戦の話はいまさらピンと来ないし、例えば原作とは異なるが現代を舞台にして、ブッシュが
>第3期大統領を務める世界を描き、核戦争危機を背景にした映画でも良かったのではないだろ
>うか。

と書いてましたが、うーむ。製作側がそういうことを考え始めると、以前のエントリで紹介したようになるんじゃないかと思ったり。

特に、ウォッチメンみたいに、テーマと時代背景が密接に組み合わさってるような作品の場合、そういう余計な改変がどれくらい致命的になるか分かりそうなもんですけども。

大体、たとえ話にしても、ブッシュが三期大統領を務めたぐらいで、核戦争の危機がどれくらい「ピンと」くるようになるのでしょうかね。よく分かりません。

・・・また熱くなってきたので、ここらへんで止めときます。

ああでもこれだけは書きたい。上記のお二方よりも段違いに酷いのは、映画ライターの福本次郎氏のレビュー。

この方に比べたら、前田氏なんてまだまし。岡本氏なんて立派なものです。

そもそも、わざとやってんのか?というくらいに映画の内容が分かってません。

>米ソ冷戦を和平に持ち込むにあたって、エイドリアンという「天才」とDrマンハッタンという
>「神」が主導権争いをしていたというオチ。

・・・そんな話じゃねえよ!

いやつい言葉が悪くなってしまいました。でも、本当に何を観たんでしょうか?大丈夫?それ私が観たのと同じ映画ですか?

こんなに映画が理解できてなくて、よくまあ映画批評家だかの看板下げていられるのかが不思議です。本当にびっくりしました。

まぁそんなわけで。

ってどんなわけでもありませんが、しばらくウォッチメンづいていたこのブログ、とりあえず元のペースに戻そうと思います。

次回ウォッチメンで何か書くとしたら、噂のディレクターズカットが出てきたときでしょうか。

ではまた。
【2009/04/07 13:42】 | 布教活動 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
<<1歳になりました。 | ホーム | ウォッチメンに登場するスーパーヒーローの元ネタについて調べてみた。>>
コメント
>米ソ冷戦を和平に持ち込むにあたって、エイドリアンという「天才」とDrマンハッタンという「神」が主導権争いをしていたというオチ。
…ひどいジョークですねw
【2009/04/10 13:58】 URL | 中元の覇者 #7uJ1Y35w[ 編集] | page top↑
ウォッチメンについて
twitettaさん、こんばんは。

以前、ウォッチメンの記事に拍手・非公開コメントさせていただきました、たらこと申します。

その際は丁寧な返信をしていただき、ありがとうございました。私と同じく、twitettaさんファンの彼女とともども手を取り合って喜び合いました。

ちなみに、こちらのブログを拝見させていただくきっかけとなったのは、フロスト警部シリーズの作家R・D・ウィングフィールド氏が亡くなったという記事からでした。

さて、今回の記事をもって、しばらくウォッチメン関連の記事は、しばらくお休みということのようで。

なんとか記事が続いているうちに原作と映画を観、コメントを寄せたいと思っていたのですが、間に合わなくてとても残念です。

日本全国なのか、はたまた宮城県仙台市という地方都市のせいなのか、ウォッチメンの翻訳本はなかなか手に入れられません。映画が公開されているにも関わらず、出版社ですら、いつまでたっても在庫切れとのことです。よくわからない、オフィシャルガイドブックなるものは見かけるのですが……。

この状況、なにかの陰謀かと勘繰りたくもなったりしますが、手に入れられたあかつきには、これまでの関連記事を再読し楽しませてもらいたいと思います。twitettaさんのディレクターズカット版についての感想も楽しみにしております。

長文で失礼しました。ではまた。

追伸。カテゴリが“布教活動”だったのですね(笑)




【2009/04/11 10:54】 URL | たらこ #-[ 編集] | page top↑
>中元の覇者さん

コメント有難うございました。

>…ひどいジョークですねw

本当にひどいジョークです(笑)。
これが本当だったとしたら、これが理由でコメディアンは泣いていたに違いありません。

あとで知ったのですが、この福本次郎という評論家、どうやら一部では良く知られた「映画が理解できない映画評論家」だそうで。

なんでそんな人が商売としてやっていけてるのかが本当に不思議です。まぁ戸田奈津子御大についても同じようなことがいえますが。。。

ではまた。
【2009/04/13 10:46】 URL | twitetta #mQop/nM.[ 編集] | page top↑
>たらこさん

丁寧なコメント有難うございます。返信が遅くなってすみません。

ウィングフィールドの記事をきっかけに読んで頂いたというのは、個人的にとても嬉しいです。

というのも、このブログでは、本とか映画ネタは基本的に妻すらも読んでくれない(笑)エントリなので、それをきっかけにして読んで頂けるようになったというのはなんとも報われたような気がして、冥利に尽きます。感謝感激。

ウォッチメンの原作は日本じゃまだ売り切れが続いているようですね。4月に重版がかかってるはずなんですが、単価の高さもあるのか、なかなか行き渡らないんでしょうねぇ。
アメリカではどの書店でも平積みなんですが・・・・。


もしたらこさんが映画もご覧になるようでしたら、原作も是非事前に読んでいただきたいので、なんとか公開が終わる前に手に入ることを祈っております(笑)。

ちなみに、フロスト警部シリーズについても、また何か書きたいと思ってるんですが、作者が亡くなってしまってからは特にニュースも手に入らないのが残念です。特に遺作となった"A Killing Frost"は素晴らしい作品なので、感想も書きたいと思ってるんですが、"Winter Frost"もまだ翻訳されてないので、書いたところで一体どれくらいニーズがあるというのかと言う事でぐずぐずしております。

こんな詰まらないブログですが、今後も読んで頂ければ幸いです。

ではまた。
【2009/04/13 11:07】 URL | twitetta #mQop/nM.[ 編集] | page top↑
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