週末を利用して、久々にシカゴのダウンタウンに行きました。

日頃エヴァンストンの、しかもキャンパス内をうろうろしていたためか、久々に訪れたダウンタウンがひどく大都会に見えます。
いや、住んでるときは、すっかり日常の風景になっていたので、それほど感じることもなかったのですが、行き交う人と車の数、街のディスプレイ、常にどこからか聞こえてくる音楽。
やっぱり派手だ。

美人は3日で飽きると言いますが、きっとちょっと日を置いてみたら、美人はやっぱり美人なのだな。
そんなことを考えながらダウンタウンをうろうろと。

特に目的も無く、大雪警報の出る中、口から吐く白い息をまといつかせつつ、歩いては立ち止まり、コーヒー飲んだり、紅茶飲んだりしてましたが、この街並みともあと数日だと思うと、感慨が深まります。
初めて暮らした海外の街は、初恋相手のように一生思い出に残ると思うよ。
渡米前、既に留学経験のある妻が言った言葉を思い出したり。
確かに、よく通った道、よく見かけた建物を見るたびに、シカゴに来てからの思い出がひしひしと。
この氷で覆われた道の下には、私の冷や汗と涙が浸み込んでるに違いない。血が出てないだけ幸いか。
一生忘れないのは確かですね。振り返ってみれば、トラウマばかりがこちらを見てニヤニヤしてるので、あまり振り返りたくもありませんが、楽しい思い出もありました。
ちなみに、今回、シカゴの有名な観光スポットを思い浮かべてみましたが、我ながら行ってないところの多いこと。
近いからいつでも行けると思っていたら、行かないまま去っちゃいますな。
初恋相手のわりに、こんなに相手のことを知らないままで良かったんでしょうか。
まぁ、そこらへんも初恋相手同様、幻想70%、現実30%くらいが丁度良いのかもしれません。
一体何の話だ。
結局、最後のダウンタウンだというのに、シカゴ美術館に行き、軽く買い物をして、ピザを食べ、映画を観て帰りました。

なんたる平凡さ。
ではまた。