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グラインドハウス 観て来た記
ある日の妻との会話。

私「この映画は二本立てでね。一本目はゾンビ映画、二本目はスラッシャー映画、ってえーと要するに『13日の金曜日』とか、『エルム街の悪夢』みたいな奴。最初のをロバート・ロドリゲス、もう一本をクエンティン・タランティーノが撮ってるのよ。」

妻「・・・へぇ」

私「そんでねそんでね、要するに70年代のB級映画を復活させようって感じな映画なわけ。二本の映画の前後には同じくB級映画っぽい、でも実在しない映画の予告編が流れてて、それぞれイーライ・ロスとか、ロブ・ゾンビって言うやっぱりB級映画好きの監督が作ってるのよ、その予告編を。愉快だろう?」

妻「・・・ふぅん」

私「でさでさ、たとえば最初のゾンビ映画、『Planet Terror』ってのがどんな映画かって言うと、ヒロインの右足に義足の代わりにマシンガンがついてるんだけど、これでゾンビをダダダダダーッ!っとやっつけるんだって!こんなポスターなんだけどさ。凄くない?」

planetterror

(クリックで拡大します。しなくていいけど)

妻「・・・そうだ!良いこと思いついた!」

私「なになに?」

妻「あなた一人で観に行ってくれば良いんじゃないかな」

私「・・・はーい」



というわけで、男一匹、行ってきました"GRINDHOUSE"。

ロバート・ロドリゲスとクエンティン・タランティーノ、二人のオタク監督によるB級映画への愛が溢れる、いや溢れすぎてる映画です。

こういう映画はやはり、周りに沢山観客がいないと!ってわけで、わざわざ金曜日の夜の回を選び、宿題のことなぞ一旦忘れて一人映画館に。

客の入りは8割前後。意外と年齢層が高いのと、なんつーかあれだ、お洒落じゃない人が多い印象。小太り率も高い。

ふと自分の服装に目を落とすと、可愛く膨らんだお腹が黒いトレーナーを盛り上げてるのに気づいたり。しかもひざの出たジーパンにくたびれたスニーカー履いてるよ俺は。

それはさておき。

場内に満ちる静かな興奮とともに映画が始まりました。

ちなみにこの映画、70年代テイストを出すために、わざと傷ついたフィルムのような加工がされてます。21世紀において、大画面で汚い映像を観る事になろうとは。素敵。

まずは予告編一本目、ロドリゲス監督が作った架空の予告編"Machete"。米国の情報機関に罠にはめられたMachete(鉈みたいな長刀)使いのメキシコ人の話。ロドリゲス映画でおなじみのダニー・トレージョが主演です。初っ端からテンション高い。どうやらこのウソ予告編は評判が高かったんだか、ロドリゲス監督が気に入ったんだか、DVD用映画として本当に製作されるという噂が。
「彼らはとんでもないメキシコ人をはめちまった!」というコピーがアホらしくて素敵。

そして本編一本目。"Planet Terror"。ストーリーは、なんていうか本当にありふれたどーでも良いゾンビ映画なんですが、もう大爆笑。観客大盛り上がり。

B級映画を観る時には「突っ込みながら観る」というのが一つの作法としてありますが、その突っ込みどころを逆手に取った脚本・演出・編集が素晴らしい効果を挙げていました。

たとえば、あるシーンが丸々抜けているため、たった今立て籠もってたはずのロッジが、次の瞬間炎上してたり、他の場所にいたはずに人物がいつの間にか合流してたりと、仲が悪いはずの二人が協力してたり、無茶苦茶やってます。それでも全然映画のクオリティに影響してないのがまたなんとも素晴らしい。

他にも、"Planet Terror"にはブルース・ウィリスや、BEPのファーギー、ついでにタランティーノなんかがチョイ役(?)で出ていたり、パルプフィクションでも出てきた架空のタバコ"The Big Apple"なんかも一瞬写ったりと、遊び心満載。

片足をゾンビに取られてしまったため、代わりにマシンガンを仕込んだ元ゴーゴーダンサーの女主人公も期待にたがわず凄まじい活躍を見せてくれます。カツカツと銃口を鳴らしながら闊歩する様には腹を抱えて笑いました。しかも空飛ぶし。

本当に拍手と歓声が途切れない1時間半でございました。

続いて予告編3本。"Werewolf Women of the S.S." "Don't" "Thanksgiving"どれも本当に素晴らしくIQの低い出来で、予告編だというのに観客の心を鷲掴みしてました。特に"Werewolf Women of the S.S."(ナチ親衛隊の狼女)にとある大物ハゲ俳優が出てきたときには場内から拍手が。仕事選べよニコラス・ケイジ。いや選んでんのか。

これらの予告編のうち、お化け屋敷映画"Don't"(『お化け屋敷に入ってはいけない(don't)』)とスラッシャー映画"Thanksgiving"(『あなたは今年の感謝祭、故郷に帰るだろう・・・死体袋に入って』)の2本は、GRINDHOUSEの続編として製作されるかもしれないという噂があります。どこまで馬鹿なんだ。

他にもAcuna BoysというレストランのCMが、まるで新宿スカラ座で流れる「サウナレインボー」のCMを彷彿させるかのようなのどかさで流さたりしてました。ゾンビ映画とスラッシャー映画の間に挟まれてるギャップがまた。

そして二本目、タランティーノ監督の"Death Proof"が上映。

deathproof

(こちらもクリックで拡大。しろとは言わない)

カート・ラッセル演じる、かつては売れっ子だったスタントマンが、車を凶器にして若い女性を次々に殺害していく・・・みたいな設定なのですが・・・うーむ。

えらいこと間延びした印象が。

私の英語能力が甚だしく制限されていることが原因なのでしょうが、前半から中盤にかけてのダラダラ喋りが良く理解できませんでした。ちょこちょこ笑いが起きていたので、多分良く練られてるんでしょう。知らんけども。

ただ、"Planet Terror"、とウソ予告編で盛り上がった劇場内のテンションが、若干下がったのは事実。

あとこの殺人鬼。車を凶器にするというので、てっきり車でデスレース2000よろしく撥ねるんだと思いきや、なんというか「炎の転校生」に出てきた「必殺・暗黒流れ星」みたいな感じだったので驚きました。「超効率悪いよねそれ」って感じで。

後半に向かってのカーアクション、本人役で出てくるゾーイ・ベルの笑顔とそれに似合わないスタント、そして何よりカート・ラッセル演じる殺人鬼の救いようがない駄目親父っぷり。

どれも面白いっちゃあ面白いんですが、、、そして最後の"The END"が出てきた時の観客の大爆笑も印象的だったんですが・・・。

個人的にはやはり"Planet Terror"の方が楽しめました。いや、きちんと台詞が理解できればもっと面白いんでしょうけどね、こっちも。

ちなみにこの映画でも色々遊び心が。

まず一本目の"Planet Terror"の登場人物の一部が同じ役で"Death Proof"に出ています。他にもウソ広告で流れた、Acuna Boysという架空のレストランのドリンクを、登場人物の一人が「ロゴがしっかり見えるよう」に持ってたり、カート・ラッセルが"Big Kahuna Burger"(Pulp Fictionに出てくる、こちらも架空のハンバーガー屋)について一瞬言及してたり。他にもあったような。ちょっと忘れましたが。

おっと、ちなみにAcuna Boysとは、"Kill Bill Vol.2"に出てくるギャングの名前ですね。本当に懲りすぎだ。

そんなわけで、笑いと悲鳴に包まれた、2本プラス予告編併せて、あっという間の3時間11分。本当に素敵な映画体験をさせて頂きました。

B級映画になんともいえぬ郷愁と言うか、魅力を感じてしまう方には、ここ数年で最も楽しめる映画であることは間違いありません。

噂によると、アメリカ以外の一部の国では2本同時ではなく、ばらばらに上映されるかも知れないということですが、できれば2本同時に、予告編も込みで一遍に観て頂きたい映画でございます。

一気にこんなに感想をかいてしまった自分にちょっと引きながらも、こちらで筆を一旦置きます。

ではまた。
【2007/04/16 04:18】 | 日記@シカゴ | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
<<わたわたしてます。 | ホーム | チョコレート幻想。もしくはヴォネガット追悼>>
コメント
ごぶさたしています~
えーと、Kill Billを見に行って、途中でめまいがして、通路でしゃがんでいたら、警備員さんに不審者と思われました。
T2を一番前の席で見て、気を失いました。
この映画見たらどうなっちゃうんでしょうか・・・
【2007/04/16 06:48】 URL | J #-[ 編集] | page top↑
うわぁ~見に行っちゃったんですね!
日本(私の周り)でも話題になってます。
YouTubeのトレーラーとか見て皆喜んでます。70年代でしたね!
でも、なんだか主演のローズとロドリゲス監督が出来ちゃって、離婚、撮影中断って話題で盛り上がってる感じなんです。
東京は最近、二本立てってみなくなりました・・・
【2007/04/16 07:43】 URL | piki #-[ 編集] | page top↑
>Jさん

お久しぶりです~。コメント有難うございました。Kill Bill vol1は3回観に行きました。お恥ずかしい。T2で失神・・・というのはどういう状況でそうなったのか想像がしにくいのですが、ピカチュー効果か何かだったんでしょうか?
そういえば私もT3では失神したような・・・あれは退屈して眠りに落ちただけか。
グラインドハウスは、し冗談みたいなスプラッタ表現に耐性がないようでしたら、正直お勧めしにくいかもしれません。うーむ。
【2007/04/17 08:40】 URL | twitetta #-[ 編集] | page top↑
>pikiさん

こんにちは。Youtubeに結構予告編が転がってるみたいですね。せっかくならリンク貼っときゃよかったと後悔してます。
ローズとロドリゲスが出来ちゃったというのは知りませんでした・・・。そういえば、映像からは彼女への愛が感じられたような気もします。かなり歪んでるけど。
映画の二本立ては最近見ないですねぇ。私が初めて見た二本立ては、「子猫物語」と「コマンドー」のセットでした。劇場主は多分ちょっと頭がおかしかったんだと思います。
【2007/04/17 08:43】 URL | twitetta #-[ 編集] | page top↑
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