ファイナルも残すところ、あと2教科となりました。
ナレッジマネジメントのグループプレゼンテーションやら、ネゴシエーションのグループケースアナリシスもなんとかこなし、あとは個人ベースのペーパーが2つと、いわゆる普通のテストがひとつ。 それが終われば楽しい春休み。ほっと息がつけるというもの。 シカゴの冬はいい加減猛威を振るうのに飽きたと見えて、昨日あたりからどんどんと暖かくなってきています。 こないだまで物凄い分厚いコートを着ていたアメリカ人達も、いきなりノースリーブに着替えたりと、相変わらず季節の侘び寂びのないことですが、気候が良くなるとこちらの気分も明るくなり、そんな無聊な文化にも寛大な気持ちになります。 とりあえず残りの課題をこなすべく、相変わらず昼から朝までPCに向う日々を送っております。 春が来るのが早いか。私の苦行が終わるのが早いか。 ちなみに、最近どうやら抵抗力が落ちたのか、それとも林檎を噛んだら血が出るようになったのか、疲れが溜まると歯茎が腫れるようになってしまいました。 鎮痛剤とビタミン剤を交互に口に放り込みながら、なかなか出て来ない英文を搾り出す日々。翻訳コンニャクってどこで売ってるのかしらん。 おすそわけガムでも良いや。スネオの家に届いたメロンをそれで思う存分味わいたい。シャクシャクと。素晴らしい歯ごたえ。豊かな香り。 なんの話でしたっけ。 えー。そうそう。 そんな中、今日は土曜日だと言うのに朝から学校に呼ばれました。 Capstone Workshopという名のセッションです。 Capstoneというのは、今ひとつ良い訳語が無いのですが、私の所属する学部では、修士論文に相当します。 Capstone Workshopと言うのは、そのための準備講座とでも言うもの。 たった2学期しか過ごしてないと言うのに、もう修士論文とは。いやはや。そんなに焦らなくても。 実際には来期からこのCapstoneを開始して、3学期、つまりは9ヶ月を使って修士論文を完成させることになります訳ですが。いやはや。 とにかく。 そんなわけで今日はそのCapstoneの概要説明および、指導教授陣の紹介などがありました。 教室に集まった生徒の数は20人ほど。パートタイムの学生が大部分を占めるこの学部では、Capstoneにたどり着くまでに4・5年費やす人も珍しくありません。 そのためか、生徒の面々も先輩方の顔が目立ちます。 私は入学してまだ半年足らずなんですがね。 さてさて、どうなることやら。 このCapstone、私のリスニング能力が正しければ、この学部で習得した特定の分野について、資料を読みこなし、独自で調査も行い、自らの仮説なり、現状分析を論文として纏めるということになるそうで。 論文完成後には、教授陣による口頭試問もあるという、なかなか本格的なもの。 そんなん出来んのかね。俺に。 小さな胸を不安で痛める私を他所に、指導教授陣からとアドバイスが色々と。 そのうち一人の教授の言葉がこちら。 「Capstoneを始めたら、常に心に留めておいて欲しいことがあります。それは、あなたはこれから24時間、宿題を抱え続けているということ。たとえ次の週に宿題が指定されて無くても、あなたはいつまでもCapstoneを抱えているのです。そのことを決して忘れずに、勉強する手を休めてはいけません。」 「・・人によっては仕事の都合で出張がある人もいるでしょう。パーティーに出席しなければいけないときもあるでしょう。それでも寸暇を惜しんで、飛行機の中で、または、パーティーの前後に勉強してください。勉強して勉強して勉強して・・・それくらい必死に勉強すれば、そのうち、少しは自由時間が出来ると思います。・・・そしたら、その時間を使って勉強してください」 生徒達からは、ひきつったような笑い声が。 ちょっと待て。これ以上どうやったら勉強できると言うのか。 しかもファイナルでてんやわんやのこの時期に、なんでそんなことを言うのか。 私の学部は組織変革論を専門としているので、組織の構成員のモチベーションを上げるにはどうすればよいのか、なんてことも色々教わりますが、自学部の生徒のモチベーションを上げるのは本当に下手。 おまけに、なるべく準備期間を長く取れるように、という暖かい心遣いにより、楽しい春休みが明けないうちから、特別に第一回の授業があるとのこと。宿題もきちんと用意されてたり。 この春休み、隙あらば日本に帰ろうとしていた私ですが、飛行機の予約を取らなくて本当に良かった。 まぁそんなことで、来週の水曜日には冬学期が終わるものの、3月が明ける前から春学期がスタートします。 人生と商いは止まらない列車といいますが、胃腸が弱い私は途中で便意を催してしまいそう。トイレはどこですか。 とりあえず、無事冬学期を終えるために、課題の方を続けることにします。 Capstoneのことは、とりあえず忘れておこう。 ではまた。 |
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