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狩人の朝、金持ちの夜
週末にかけて、妻の留学準備時代のお友達がシアトルに遊びに来てくれました。

シカゴのアパートよりは3倍広い、けれど来客を泊めるには少々手狭なシアトルの我が家。果たして快適な生活を提供出来たかは怪しいのですが、まぁご勘弁頂ければ>M様

夏のシアトルはとても素敵な所で、これまでも何人かのシアトル在住の方から「夏のシアトルは世界で最高の場所だよ」という意見を聞かされました。

私自身は日本の夏とシカゴの夏の一部しか知らないので、そんな大層なことは言えませんが、確かに気候も過ごしやすく、自然と都会が調和して、とても素晴らしい場所だと思います。

とは言え、観光と言う面から見ると、「これを見ずにシアトルに来たと言えるかぁっ!」と力説するところが無いような気も。

まぁ、そもそも、今回のお客様は幼少時代をシアトルで過ごされているので、普通の観光スポットに行くこと自体、それほど意味が無かったりします。

そんな訳で、せめて久しぶりにシアトルの自然に触れて頂こうということで、土曜日の朝からブルーベリー狩りに行って参りました。

日本ではリンゴ狩りやブドウ狩り、イチゴ狩りにオヤジ狩りなんかが有名ですが、シアトルではブルーベリー狩りが楽しめます。

これらの農場は”U-Pick Farm"と呼ばれ、車で郊外を走っていると手書きの看板をちょくちょく見かけることがありました。収穫時期によって、イチゴやラズベリー、カボチャなんかも穫ることができるそうで。

私達が向かったのは、我が家から車で小一時間程行ったところ。農場と言うと柵があって区切られており、近くに馬小屋牛小屋鶏小屋が並んで風車なんかもグルグル回ってて、長大なブランコに揺られるアルプスの少女や、車椅子の美少女が立ったり座ったりしている印象がありますが、今回行った農場にはそのような設備やドラマはなく、普通の道路を少し入った所に突如ブルーベリー畑が広がっていました。建物らしいのは畑の横にポツンと掘建て小屋が一つ。何この警戒心の無さは。

farm


実際、ブルーベリー狩りをするにあたって、事前の予約や身分証明書の提示、前払金や入場料のたぐいは一切必要なく、掘建て小屋にいる若い兄ちゃんの横にある小さなバケツを受け取ると、そのままブルーベリーを摘み始めてオッケーだったりします。なんとも緩い雰囲気。

料金の方は、1パウンド(約450g)摘んで1ドル30セント。ブルーベリーが聞いたら怒りだしそうな設定です。しかも摘んでる間に食べた分は無料。ブルーベリーよ、それで良いのか。

ー本日のひとこと英会話ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
"Where am I now?"    ここはどこですか?

"You are In the Blueberry hell" ここはブルーベリー地獄です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

掘建て小屋では摘んだブルーベリーを量ってくれるのですが、朝の10時過ぎだというのに、既にあり得ない量のブルーベリーを抱えた家族連れが清算を済ませて帰る準備をしています。ぱっと見、10kgくらいありそうなんですが、一体それを消費出来るんでしょうか。

出来るんだろうな。きっと。

負けじと私達も参戦。

ブルーベリーの木々に隠れて気付きませんでしたが、結構な数の狩人達が既に摘みまくってます。ただし畑自体がかなり広いのですれ違うことはほとんどありません。ブルーベリーも少し探せばそこら中に実っていて、先人に摘まれた残骸に囲まれて、悔し涙を飲むことも無さそうです。

berry


大きくて甘そうなものを選んで摘む余裕すらありました。

さて初めてのブルーベリー狩り、最初のうちは物珍しさもあって、摘んだらバケツには入れずに食べてばかり。

だってあなた、採れたての果物って滅茶苦茶美味いんですよあなた。

盲目的に摘んでは食べ摘んでは食べ、数十個程食べた頃でしょうか、摘んだばかりの実をよく見てみると、たまに小さな虫が自らの住処ごと大移動をしていることに慌てふためき、ブルーベリーの表面をチロチロと逃げ惑ってることに気がつきました。

ここで気付くまでに、多分かなりの数の虫を食った気がします。

まぁ良いや。美味しいから。

そんな発見に臆することも無く、それからはべガスの賭博師が手元のサイコロに「フッ」と息を吹きかけるが如く、食べる前に空気洗浄することにして、摘んでは食べ、摘んでは食べ。

しばらくしてから妻とお友達の摘んだ量を確認した所、ダントツで私のビリ。そりゃそうだ。食ってばかりだったからな。

自分の意地汚さがちょっと嫌になった私は、それまでの「食べる食べるバケツ・食べる食べるバケツ」という、3個に1個をバケツに入れる作業ペースを、「バケツバケツ食べる・バケツ食べるバケツ」という極めてストイックなものに変更して、収穫作業に専念致しました。

日射しが照りつける中、中腰の体勢を維持しつつ、汗を滴らせながらも熟した実を見逃さないように、全身これ収穫機械となって摘み続けていると、無心になる一方で、段々と楽しい気分になってきます。

収穫って楽しいね。

実りあるライフ。フルートフルな人生。

なんでしょうこの多幸感。

遠くの方で、子供が自分なりの穴場を見つけたらしく、

「マーミィー!こっちに来てー!すっごい一杯あるよー!早く来てー!」

と母親を呼ぶ声が聞こえて来ました。

まさに家族団欒という感じで聞いているこっちまで嬉しくなります。

雲一つなく晴れ渡る空。目の奥に染みる程の緑。

こぼれ落ちそうな程、良く実ったブルーベリー。優しく美しい母親。

ワンダフルサタデーモーニング。

この素敵な休日もまた、彼の子供時代の眩しい一頁になるのでしょうか。

一瞬、その子供の声がした所に猛烈なスピードで駆けてって、母親が来る前に全部の実を摘んでやろうかも思いましたが、なんとかその誘惑を退けることが出来ました。

ブルーベリーの魔力か、少しだけ大人になった私がいます。

1時間後。

三人で集めたブルーベリーを、一つのバケツに集めます。それでやっと満杯といったところでしょうか。それでも結構ズッシリしています。

前述の掘建て小屋で計量してもらったところ、約6パウンド(約2.7kg)。これだけあっても日本円で1,000円しません。こりゃすごい。

berrymuch


とてもじゃないが食べきれなさそうだったので、3分の1くらいを午後から行くパーティーへのお土産にしました。お代も妻のお友達が払って頂いたりして。どうもすみません。

という訳で、午後は妻の上司の家で開かれたホームパーティーへ。

レドモンド郊外の、かなり森の奥深くに入ったところに、突如新興住宅地が広がってます。

なんでもここ数年、随分と開発が進んでるそうで。周囲は本当に静かで、夜はきっと真っ暗闇でしょうが、車さえあれば会社に行くにもダウンタウンに出るのも1時間以内という、考えようによっては、とても良い場所です。

一瞬道に迷いそうになりましたが、ほぼ予定通りに到着。

まず、妻の上司の家の広さに圧倒されました。

地下にはビリアード台とエアホッケー完備のプレイルームがあり、隣はトレッドミルやベンチプレスが並ぶフィットネスルーム、さらに極めつけは、革張りのソファー(カップホルダー付き)が4つずつ、2列に並んでいるDVDルームまであるという豪邸でした。

いやはや。なんだこりゃ。

妻の上司は別に役員とかそういった立場ではなく、日本の会社でいえば部長クラスの方だと思いますが、それでこの素敵な家とは、本当に驚きました。六本木ヒルズのマンションでも比較になりません。あらためてアメリカのスケールの大きさというものに驚きました。うーむ。アメリカの勝ち組って凄ぇ。

ホームパーティーの方は、ステーキリブソーセージ、のたった三発のコンビネーションでこれ以上無い程、満腹になりました。家もデカイが食べ物も大きいのですな。

って最初に食い物の感想というのもどうか。

えーと。

肝心の(?)英会話の方は、日本に帰ってから神速のスピードで衰えており、パーティージョークを交わすどころの話じゃございませんでした。一組、日本の方がいらしたのでつい日本語でばかり話をしてしまったり。弱い自分に涙がポロリ。いかんなぁ。

この調子で来月からきちんと大学院に通えるのでしょうか。

とりあえず、そんな感じの土曜日でした。

ではまた。
【2006/08/20 19:47】 | 日記@シアトル | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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【2006/08/23 07:54】 | #[ 編集] | page top↑
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