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ジェフリー・デイーヴァーのサイン会に参加したこと。
何度かこのブログに書いてますが、私は本を読むのが好きです。好きな作家は何人かいますが、その中でも特に思い入れのある作家の一人に、ジェフリー・ディーヴァー(Jeffery Deaver)がいます。

ジェフリー・ディーヴァーはイリノイ州出身の作家で、映画化もされた「ボーンコレクター The Bone Collector」に代表される、四肢麻痺の科学捜査官リンカーン・ライムLincoln Rhymeと、文字通り彼の手足となって調査をするアメリア・サックスAmelia Sacks のコンビ「リンカーン・ライム」シリーズの作者として有名です。

私がペーパーバックを読むようになった切掛けの一つが、彼の作品の最新作を一刻も早く読みたいと思ったことでもあり、そういう意味で私の英語の先生とも言うべき作家でもあります。

アメリカに行くことになった時に、私の中で一つの夢としてあったのが、好きな作家に直接会いたいということでした。日本だとなかなかアメリカの作家に会うと言うのは難しかったりします。

シカゴに来てから約一年、その機会がとうとう訪れたのです。

以前このブログでも紹介した、彼の最新作”The Cold Moon”が先日出版され、アメリカとイギリスにブックツアーを行っていたディーヴァーですが、今月の16日にシアトルのダウンタウンにあるミステリ専門店”Seattle Mystery Bookstore”で彼のサイン会が行われました。

実はこのサイン会、シカゴでも行われると言う話もあったのですが、残念ながらミシガンとなってしまい、悔しい思いをしていました。ところが今回のシアトル行きで、幸運にも参加できることになったわけで。

という訳で、会ってきました、ジェフリー・ディーヴァー氏。

今回は長文です。

前夜から興奮してあまり眠れなかった私。サイン会が実際どれくらい混むのか見当もつかなかった私は、ホテルのチェックアウトを妻に任せ、私は単身パイオニアプレイスにある”Seattle Mystery Bookstore”に向かいました。ホテルからその書店までは15ブロックくらい離れていたのですが、今ひとつバスの経路に自信が持てない私は徒歩で行きました。汗ダクダク。

私自身は日本でいかなるサイン会にも行ったことがないため、果たしてアメリカのサイン会がどれくらい混むのか予想がつきませんでした。私の脳裏に、先日一時帰国した際、新宿の紀伊国屋書店で見かけた、西原理恵子と高須院長のサイン会の記憶が甦ります。階段にぎっしり並び、他のフロアにまで続く長蛇の列。

いや彼らのサイン会と、今回のものを比較するのがどれくらい妥当なのかは甚だ怪しいのですが、秋葉原で行われるグラビアアイドルの写真集発売イベントと比較するよりはましでしょう。いやそれも違うか。

サイン会の開始時刻は12時。結局私が到着したのは11時30分でした。頭からサラダオイルをかぶったような汗の権化。化け猫が居たら油行灯を吹っ飛ばして駆け寄って来るに違いありません。

盛大にデブ息を吐いて京都議定書の重要性を高めながら店内に入る私。

が。

書店には数える程のお客さんしかいません。あらら?

・・・よく考えてみれば平日の昼。そんなに混む筈もないのかも。

空いている店内に肩すかしを受けながらも、心は逸る私は居ても立ってもいらずに、本屋を出たり入ったり。明らかに挙動不審な日本人観光客です。ここで待っててもイチローは来ないよ。そんなことを言われそうな気がしてきました。

そうこうしているうちにチェックアウトを済ませ、悠々とバスに乗って来た妻も合流。私の汗の意味は。

とりあえず一息を入れようと、近くのカフェに入りお茶を飲んで時間をつぶします。

12時10分前、六度目くらいに店内に入った時、店員に話しかけられました。「さっきからうろうろしてるけど、探し物は見つかった?ひょっとしてディーバーに会いに来たんだね?(ニヤリ)」

ばればれですね。イエスイエス。

正体が露見したので、サイン会が始まる前に、おとなしく最新作”The Cold Moon”を購入しておくことにします。

すると店員が、「いま店頭に出てるのは三刷目だけど、ひょっとして初版が良かったら・・・まだ在庫があるよ。そっちの方が良い?」と聞いてきました。

兄さんナイス。別にコレクターじゃありませんが、折角の記念。そういう心遣いは嬉しいです。イエスイエス。

そして、この日のために我慢し、cyberbabeさんのレビューも読まずにおいた最新刊がこの手に。しげしげと眺めていると、店の入り口に人影が現れました。

ジェフリー・ディーヴァー氏登場。

うわっ。店の正面から入ってくるとは思いませんでした。

ちょっと立ち寄っただけ一般客のような風情で、店員と話をし始めるディーヴァー氏。

おおぉ。

私の手元にある本の裏表紙と数m先に立っている実物をしげしげと見比べてしまいました。写真そのままの姿です。当たり前か。

おぉぉ。おぉ。興奮に震えているうちにサイン会が開始。動悸を抑えつつ、いそいそと並びます。

気がつくといつしか参加者も増えており、私の後ろにもぞろぞろと列が伸びて行きます。とはいえ狭い店内、10数名といったところですが。

私は二番手。私の前に並んでいた若い女性は、私が店内を出たり入ったりしているときにも見かけた女性でした。おぉお仲間でしたか。結婚して下さい。

その女性はさくっとサインと握手を終えると、さっさと店の外に出て行きました。プロポーズをする暇もありません。

というわけで、私の番です。

待望のディーヴァー氏と対面。

名前を名乗り、まずは握手をします。するとディーヴァー氏の瞳に、「お?」というちらつきが。そして彼はこう言いました。

「おや。僕の友達が来たよ。君とは何度かメールをやりとりしたね。」

おー嬉しい言葉。覚えていてくれました。

実はディーヴァー氏とは過去に少しだけメールのやり取りをしたことがあり、前日にもサイン会に行く旨、メールを送っていました。送っておいて本当に良かった。感激もひとしお。

私の名前のスペルを聞きながら”The Cold Moon”にサインをしてくれるディーヴァー氏。私が「日本人の名前はスペルが難しいでしょう。」というと、「いやいや。僕はあんまり日本語は知らないんだけど...ドーモアリガトウ」と日本語まで喋ってくれました。

緊張と興奮にうち震える私ですが、このまま立ち去る訳には行きません。私にはもう一つのミッションが。

もつれがちな舌に鞭打ち、ディーヴァー氏に話しかけます。

私「実は質問がありまして・・・。私の友人で日本人の女性がいます。あなたとも何度かメールのやりとりをしていたと思いますが、覚えてらっしゃいますか?」

とCyberbabeさんの話をしてみました。

ちょっと考えたディーヴァー氏。「ああ!彼女のことは覚えてるよ!」との返答。ちゃんと覚えてましたよ。Cyberbabeさん。

私「実は彼女に託された質問があるんです。彼女は既に“The Cold Moon”を読んでいて、もちろんとても楽しんだみたいですが、裏表紙の犬にも興味が湧いたそうなんです。よかったらこの犬について少し話をして頂けないでしょうか?」

chat


ディーヴァー氏、にやりと笑うと話し始めました。

デ「この犬は○○(ごめんなさい聞き取れませんでした)という犬種で、チャンピオンドッグなんだよ。名前をCarlyと言うんだ。この写真はうちの裏庭で撮ったものなんだけど、撮影の時、カメラマンが僕に向かって『じっとしてて!』と言うから、『分かってるよ!』と答えたら、『いえ。あなたじゃなくて、ワンちゃんに言ってるんです』と言われたんだ(笑)」

とのこと。

えー、ディーヴァー氏の犬かどうかを聞き忘れていたことに今気付きましたが、話していた様子から言って、多分そうだと思います。ごめんなさい中途半端で。満足して頂けたでしょうか?>Cyberbabeさん

その後妻を交えてもう少し話をしてから、写真を撮ってもらいました。ツーショットはこちら。
saycheez


サインしてもらった本はこちら。
book

これだけサムネイルじゃないので、読めないと思いますが、二行目になんと”Domo Arigato!”と書いてあります。

というわけで、念願のディーヴァー氏に会うことができました。著者近影などから、なんだか怖そうな印象も持っていましたが、物腰が柔らかで、とても気さくな男性でした。

その日は一日中ニヤニヤしていて、妻に「あなたが犬だったら、今頃尻尾が千切れてんじゃないかというくらいに上機嫌ねぇ」とからかわれました。

シアトルでインターンをすることになった妻のおかげで、アメリカでの夢を一つかなえることが出来ました。感謝感謝。

この本は我が家の家宝にしようと思います。

なんだか分からない人にはまったく分からない話題で恐縮ですが、お許し下さい。

ではまた。
【2006/06/27 09:54】 | 読書関連 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
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コメント
素晴らしい人に会えてよかったな。
「僕の友達」なんて日本人だったらいきなり言えない台詞だよな。
昔、ある小学生がムツゴロウさんに会いに行って「うちの犬が病気なの。診て頂けますか?」と聞いたところ「僕は医者じゃないんだ。病院にでも連れて行け!」とあしらわれてしまったエピソードを思い出してしまいました。
PS・映画好きでもあるあなたに情報
   「映画検定」があったらしいです。
   いきなり受験者1万人。
   一度受けてみては?
【2006/06/27 19:41】 URL | nakanie #-[ 編集] | page top↑
超々々々羨ましいです!!!

それに私の事までJDに伝えてくださるなんて、TWITETTAさんが神様に思えてきました。合掌・・・。

実は私も作家のサイン会には行った経験が無いので、もし彼と会える機会があったら多分何時間も前から並んでいると思います。シカゴから今日帰国して、今頃JDはミシガン州にいるのかと、仕事の予定を変えられないしがない立場にいるのが悔しい。9月はイタリア、11月はポーランドに行くとあるので、休暇をとって追っかけになろうかと真剣に考えているほどです。

一体彼はいつ日本に来るのか、またメールして聞いてみます。彼が日本に来た時に、私はアメリカなんて事になったら悲惨ですもの。仮病を使っても仕事は休むぞ、とこのブログを読んで固い決心をしました。
【2006/06/28 04:10】 URL | cyberbabe #1Sembxyo[ 編集] | page top↑
いつもひっそり読ませていただいてます。大好きな作家に会え、しかも「友達」って呼んでもらった時の嬉しさは…喜びが文面にあふれてますね!
私も最近ペーパーバック読むのにはまってます。ジェフリー・ディーヴァーは読んだことがないので、これから挑戦してみますね。
【2006/06/29 03:48】 URL | machacco #-[ 編集] | page top↑
>nakanie
確かに日本語だとちょっと言えんわな「僕の友達」なんて。ベストセラー作家とは思えない程気さくな人でした。

それにしても「映画検定」ってすごいな。こんなもん試験にしてどうすんだって気もする。勉強すんのか?これ目指して。うーむ。
【2006/06/29 11:59】 URL | twitetta #-[ 編集] | page top↑
>cyberbabeさん

うははは。すみません自慢するつもりはありませんが。つい笑みがこぼれます。
JDは本当に良い人でした。
そもそも、JDにメールを送ってみては?というのはcyberbabeさんに薦められるまで思いもしないことだったので、本当に感謝しています。
そんな恩のあるcyberbabeさんのことを伝えるのなんてあたりまえですよ。
あと一応、サイン会の夜に、お礼と「是非日本に来ることを検討して下さい」というメールを送っておきました。返事はもらってませんが(笑)。cyberbabeさんが近いうちにJDと会える日が来ることを祈っております。
【2006/06/29 12:06】 URL | twitetta #-[ 編集] | page top↑
>machacco様

コメント有難うございます。なんだか凄く良く知っている人のような気がして仕方がないのですが(笑)。

それはさておき、本当に良い日でした。もともとアイドルとか芸能人に悲鳴をあげて熱狂するタイプではないのですが、なんかそういう人の心理も少し分かった気がします。

ディーヴァーはどれも読みやすく、展開が速いのが売り物なのでどれを読んでも面白いと思いますよ。リンカーン・ライムシリーズだけじゃなく、ハッカーをテーマにした"The Blue Nowhere"や、比較的初期の作品ですが交渉人が活躍する"A Maiden's Grave"、他にも筆跡鑑定人が主人公の"The Devil's Teardrop"など色々あります。どれもお薦め。
あとペーパーバックについてならcyberbabeさんのブログ「ミステリーは英語で読む」が私のお気に入りですので、よかったらご一読を。
【2006/06/29 12:39】 URL | twitetta #-[ 編集] | page top↑
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