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常に勝者たれ、またはゲーミフィケーション子育ての勧め。
娘が4歳になる日も迫ってまいりました。正確に言うとまだ1ヶ月ありますが。

これぐらいの年になると、色々と生活習慣的なものも身に付けていただかなければいけません。

思えば3年と11ヶ月近く前、ホカホカの赤子として世に出てきた娘ですが、もうすっかり社会的動物としての存在感を増しております。

飲んだミルクを吐くんじゃないかとか、背中までウンコが漏れてんじゃないかとか心配していたはずが、いつの間にか友達とどうすれば上手く遊べるか/喧嘩できるかとか、そんなことに気を使ってる自分に気がつき、感慨深くなることもしばしばです。

とはいえ、そうは言ってもまだ3歳。外から帰ってきて手を洗うようにするとか、脱いだコートをきちんと掛けるとか、歯を磨くとか、そんな基本的なことを教えるのにもまだ苦労をしております。

そんな私達が最近使ってる方法というのは、ゲーミフィケーション的アプローチ。

・・・すみません。流行りの言葉を使いたかっただけで、実際は単純になんでも「ゲーム仕立て」にしてるだけです。

デイケアから家の敷地まで帰ってきたとき、階段を上るのを渋る娘。「ねぇーだっこー」などとごねてます。

そんな娘に一言、「よーし負けないぞー!」と言おうものなら、グズグズしていたのはどこへやら、

”I'm gonna be a winner!"

と掛け声も勇ましく、ダッシュで階段を駆け上がる娘。

遊びに夢中で、お風呂に入るのを嫌がる娘に一言、「よーし、今度こそ負けないぞ!」

”No I'll win! I'll win!"

オモチャを放り投げて、浴室へ向かう私の後ろを追いかけてきます。

ちょろいのう。

ただ唯一の問題は、娘が常に勝者でいたがるということ。

いやね、そりゃー誰でも勝ちたい。ただ教育上の観点から言うと、負けてこそ学べる教訓というものもございます。

No pain, No gainなんてもとはフィットネス器具のキャッチコピーが今じゃ企業研修なんかでも使われるフレーズになってるように、たまにはPainを感じて頂きたいものです。そしてGainして欲しい。

ということで、たまには私が勝とうとするのですが、勝ってしまったときの娘の狼狽の度合いが半端なものではありません。

崩れ落ちて号泣。

いまどきオリンピックでもここまで悔しがる人は見たことがないくらいに泣き喚きます。一体どこの将軍様が死んだのかと思うほど。

本来はしつけの一環+親の都合として始めてるはずが、ゲーム開始前よりも手に負えない状況になり、落ち着かせるのに時余計な時間がかかることもしばしば。面倒くせえ。

これが親のしてのPainであり、優れた親としての役割を全うするためにはここが頑張りどころな訳です。

と、そんなことは分かっていても、ついこちらの思うように娘を誘導したことで満足してしまい、勝ちを譲ってばかりするというのが現実。情けないですね。

日々の本当に細々したところで娘と「勝負」しているので、一体これまでどんな戦歴になってるのかは分かりませんが、多分勝負の99%くらいは私が負けております。

そんなある日のこと、娘が妻にこう言い放つのを聞いてしまいました。

Daddy is always loser...

いや、その表現はなんかひっかかるぞ。

そしてデイケアでも、迎えに行った私を見つけると、横にいた友達に笑顔で一言。

Hey Emily, my daddy is a loser!

娘の生活習慣のためと思っていたのに、いつの間にか娘の世界観に父親=負け犬という定義を埋め込んでしまったことに気づきました。

私の社会的動物としての地位が危うい。

ではまた。
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【2012/03/05 19:10】 | アメリカで育ててみる | トラックバック(0) | コメント(5) | page top↑
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