TWITETTA!

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
「家族」の意味
連日の子育てネタで恐縮。

最近の娘(ケメ。もうすぐ3歳5ヶ月)の行動には戦略性というものが見られるようになりました。

それは何かといえば、自分の意思を通すためにわざと泣くということ。

でもこれが上手い。例えば、自らの提案(夕食の前にお菓子が食べたい。テレビが観たい等)が母親に却下されると、ペタンと膝から崩れ落ち、口をへの字に曲げ眉間に皺を寄せると、「うええええええ」と泣きます。

最初は泣き声だけなのですが、感心なのはすぐさま大粒の涙がポロポロと。

この「泣く」という行動に感情がついてくるとでもいうのか、泣いてるから悲しいのだ、と言わんばかりの変化と言うのは見ていて興味深いです。これも一つのメソッド演技って言う奴でしょうか。違うか。

まぁそんな演技(?)にだまされるような妻でもないので、残念ながらそんな娘の努力が実を結ぶことは少ないのですが、この戦術が効かないと分かると、娘は次の行動に出ます。

弱いところから攻めるのは戦略の常道。つまりは私。

非情な母親に対して、

「マミィだいきらいぃぃぃ!」と余計な捨て台詞を吐くと、涙も拭かずに私の元へ小走りで向かってきます。

両手を広げながら「ダディぃぃぃ、だいすきぃぃぃ」

こんな機会じゃないと好きとか言われない俺って何なんだ、と複雑な気持ちを抱きつつ、娘を抱きかかえる私。

でもここで娘の提案を受け入れるわけにはいきません。ただでさえ日頃「あなたは娘に甘すぎる」と言われる身。

悪いがこちらにも事情があるのだよ、とまるで経営陣の顔色を伺いつつ部下を切り捨てる中間管理職のように、私も娘の願いを却下。

コンティンジェンシープランが上手く行かなかった娘はどうするか。

「びえぇぇぇ」と泣き叫びつつ、抱っこする私の手を振りほどくと、身を大地に投げてその悲しみと怒りを全身で表現。

顔を天に向けると、娘はある英単語を叫びます。

「ファーミリーーーーーーーー!!!」

Family?

なぜその言葉を選んだのかは分かりませんが、とりあえず諭そうとする私達。

「泣いても駄目だよ~」

「ファァミリィィィー!」

「お菓子ばっかり食べたら、夕飯食べられないでしょう?」

「ファァミリィィィーーー!」

こちらの言葉も耳に入らない様子で、ひたすらファミリー。

一体何が言いたいのか。

(a)「私にこんなひどいことをするなんて、貴方達はそれでも私の家族か」

(b)「この広い世界のどこかに、私の本当の家族がいるはず。はやく助けに来て」

(c)「私がいてこその家族でしょう?もう一度よくその言葉を噛み締めて、娘の存在が如何に尊いものかを認識しなさい」

とか、そういうこと?そもそも正解はこの中にあるの?

説明を求めても、娘の口からは同じ言葉しか出てきません。まるで"Family"という存在を召喚しようとでもしてるかのよう。

何にせよ、叱ってるのに「家族」「家族」と連呼されるとなにやら自分の家族観というものを考えさせられたりして、あまり良い気持ちはしません。

娘の真意は何か。

ここのところ、そんな謎が私達を悩ませていましたが、先日、その謎を解明する糸口のような出来事がありました。

デイケアに迎えに行った私。

娘は画用紙に向かって鉛筆で何やらお絵かきをしていました。そう、最近は絵も描ける様になってきてます。

「ケメー、迎えに来たよー。何を描いてるの?」

ご機嫌な娘は私を見ると、「ダディ、見て見て」と新しい紙を取り出すと、ぐぐぐっと縦の線を三本。

3人家族

真ん中の線を指差すと、「This is ケメ」 

そして左右を指すと「This is マミィ、This is ダディ!」

おお。象形文字にもなってないような気もしますが、親としては嬉しい限り。

「あらーケメちゃん上手いねぇ!」と言う私。

誇らしげにニヤニヤする娘。

再び画用紙に向かうと、娘は私達三人家族を上から囲むように、ぐいぐいぐいと山形の線を大量に書きなぐりました。

ファミリー

そしてそれらを指差しながら、元気良く叫ぶ娘。

「And...This is ファミリー!」


え?…こいつら誰?



ではまた。
スポンサーサイト
【2011/08/25 01:54】 | アメリカで育ててみる | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
誕生日パニッシュメント
娘の誕生日は4月でした。

アメリカでは結構盛大に子供の誕生日を祝ったりするのですが、我が家ではまぁまだ3歳だし、どうせ記憶にも残らないだろうと、大掛かりなパーティーなぞは行いませんでした。家族だけでちんまりと。

ちなみにデイケアの方では誕生日の子供がいると、親はカップケーキとgoody bags(安いおもちゃを詰め合わせた小袋)をクラスの人数分もってくることになっているので、そちらの方はきちんとやりました。

そんな簡単なことしかしてなかったのですが、どうやら娘にとってかなり記憶に残るイベントだったらしく、「誕生日」というものが何かのマジックワード、日本人にとっての盆と正月、クリスチャンにとってのアセンションのような存在になった模様。

なので、誕生日が過ぎてもう4ヶ月以上も経つのに、周囲の人に

Today is my birthday! ( 今日は私の誕生日!)

My birthday is not done yet! (私の誕生日はまだ終わってないの!)

などと言うことがあります。まいったねどうも。

既に次回の、またはまだ終わってない誕生日パーティーのプランも構想中のようで、時折パーティーについてのアイデアが追加されていきます。

これまで親が把握している範囲では、

・テーマはドラ(子供向けアニメの主人公)
・風船が沢山なければならない。
・Bouncy House (空気で膨らませるトランポリンみたいな奴)があった方が良い。

などなど。段々ハードル(と予算額)が高くなってるのが心配です。

それ以前にそもそも誕生日が何なのかということ自体理解出来てないような気もするんですが、そこらへん大丈夫か。

また、最近は段々と反抗的なところも出てきたのですが、そんなところにまで誕生日パーティーの影響が出て来ています。

何か私達が娘の気に入らないことしたり、言ったりすると、娘は眉間にシワを寄せながらこう叫びます。

You're not coming to my birthday party!(私の誕生日に来ちゃ駄目!)

随分射程距離が長い脅し文句だなそれ、とか思ったりしますが、本人は至って真面目。
悪魔憑きを前に主の名前を唱えるエクソシストの如く真剣、かつその効果について微塵の疑いも持ってないようです。

ちなみに、この物言いに対して、「えー何で行っちゃいけないの?」と聞くと、娘はこう答えます。

Because you are not listening! (だって私の言う事聞いてないじゃない!)

これは別に本当に私が娘の話を聞いてないわけじゃなく、そもそも娘がその前に何も話してなくても言われることあります。

どうもこのフレーズに関していえば、娘のオリジナルというわけではなく、デイケアの先生が元ネタのようです。

というのも、先生が子供達を指導する上で、例えばお菓子を食べちゃ駄目とか、なんらかのペナルティを与える時に理由として「あなた私の言う事聞いてないでしょう!」と言ってるんですね。

そういう日々自分が言われてる言葉を吸収しては使ってる。そりゃー日々英語も上手くなります。

そんなことを思いつつ、先日娘に教育的指導をしたところ、一気にこんなことをまくし立てられました。

You're not coming to my birthday party! (私の誕生日パーティーに来ちゃ駄目!)
Cos you're not listening. (だって私の言う事聞かないし)
You hit mommy,(マミィのこと叩くし)
And mommy is ouiee! (マミィ、痛い痛いになっちゃったし)
And she needs bandage, ...you say sorry! (絆創膏貼らなきゃいけなかったし。...謝って!)

なんだかえらい事になってる。

多分、どのフレーズもデイケアで目撃した先生のお説教を再利用したんしょうが、知らない人が聞いたら通報されそうです。冤罪怖い。

ではまた。
【2011/08/20 01:03】 | アメリカで育ててみる | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
黄色い中国人の謎

"Chinese, Japanese, dirty knees, look at these!"
(中国人、日本人、ばっちいお膝、これなんだ!)

ーアメリカの童謡




御無沙汰しております。
4月あたりから色々ありましてすっかり更新が滞っておりました。
Twitterではたまに呟いておりましたが、なかなかブログにかける時間が無く、さぼりつづけて早四カ月でございます。大変にみっともない事でございました。

さてさて、ブランクの間も娘はすくすくと成長しております。

言葉の発達も目覚ましく、親とも周囲の人間とも普通にコミュニケーションが取れるようになってます。この世界に出て来て3年と少しで人間こんなに言葉が喋れるようになるもんだ、ということに驚き、もうじき米国生活が6年にもなろうというのにこも体たらくは何だい、と己の英語力に呆れる日々です。いっつも同じこと書いてるような気もしますが。そしてこれからも書くでしょうが。

娘の言語能力に話を戻すと、娘は昼間英語の環境、家に帰ってからは基本日本語の生活を送っています。一昔前までは、初手から多言語の環境に子供を置くのは良くない、なんて事も言われてましたが、最近の研究によれば子供の脳味噌というのはもっと良くできていて、そんなに簡単には混乱しないそうです。

例えて言うならば、冷蔵庫に入ってる林檎と蜜柑を区別するくらいの難易度だそうで。つまりたまに林檎のつもりで蜜柑を取ってしまうことがあっても、すぐに気づけるくらいのものとのこと。この喩えがどこまで上手いのはかともかく、まぁそれほど心配する事はない模様。確かに娘をみていると、相手や周囲の状況によって日英を使い分けているので、そんなもんかもしれません。
ただし、やはり他のモノリンガル、つまり英語しか話してない子供に比べると、娘の言葉は少し遅いところがありますが、それは仕方がないかと思ってます。時間が解決してくれるでしょう。多分。

そんなある日のこと。

最近色について語彙が増えてきた娘は、何かと言えば色の名前を叫びます。
絵本を見ながら、親が指差す物の色を口に出しては嬉しそう。
「これは?」
「Blue!」
「じゃあこれは?」
「Orange!」
「これは?」
「Pink!I love pink!」
「そうだね~。じゃあこれは?」
「Yellow Chinese!」

ん?今なんて言った?

「ケメ、もう一回言って見て。これは何色?」
何か違う色でも言ったのかと思ったらしき娘は、若干自信がなさそうに繰り返します。

「Yellow……Chinese」

なんで黄色い中国人が出てくるんだ。てかどこでそんな言葉を仕入れてきた。

とりあえず娘のデータベースから不穏な言葉を取り除かなければ。
「ケメ、Chineseはいらないんだ。俺たちはYellow Japanese、いやそういう事じゃない。Yellow、Yellow。Yellowって言ってご覧」
「Yellow!」
「よしよし。じゃあこれは?」
「Red!」
「じゃあこれは?」
「Purple!」
「じゃあこれ」
「Yellow Chinese!」
「だぁ!違う!」
「…Chinese Yellow!」
「そういうことじゃない!」

娘の頭にはすっかり黄色=Yellow Chineseという、あまり政治的に正しくないフレーズが染み付いているらしく、訂正作業は上手く行きません。

それにしても気になるのは、この言葉を娘はどこで覚えたか、ということ。いくら口の悪い私達夫婦でも、黄色い中国人なんて事は口にしません。どんな文脈だよ。

考えられるソースとしてはたった2つ。デイケアの先生か、クラスメイトです。

まずデイケアの先生というケースですが、これは正直考えにくい。様々な人種の子供が通う娘のデイケアでは、こういう人種差別とも取られかねない発言には充分気を使ってるはず。可能性としては限りなく薄い。

次にクラスメイト。今の娘のクラスメイトはざっくり言って、アングロサクソンが6割、インド系を含むアジア系が3割、アフリカ系が1割と言った感じ。全ての親を知ってるわけじゃありませんが、あんまり偏った人はいないはず。多分。きっと。おそらく。

ただそこで気になるのは、アメリカ人の中には差別意識のないままにそういうことを子供に教えてしまうような人もいるということ。

このエントリーの最初に引用した歌も、一昔前のアメリカでは良く歌われていたようですし、いまだに無邪気かつ無自覚に子供に教えてしまってる人もいるみたいです。

娘がYellow Chineseと呼ばれたりしてたということなら、これは厳重に注意しなければいけません。Yellow Japaneseの誇りにかけて。いや違うか。

妻と善後策を協議し、これはやっぱりデイケアの先生に聞くしかなかろう、ということになりました。しかし何かの間違いということもあるので、慎重に対応しなければ。

ということで、妻がそれとなく話をしたところ、デイケアのディレクターが強い関心をもったらしく、調べてくれることになりました。

そして数日後、娘の担任の先生から意外な真相が。

娘のクラスで習う、色の種類を憶えるための歌がその原因だった模様。

もちろん、Yellow Chineseなんて言葉は出てきません。

正確な歌詞は

Shining Yellow=シャイニング イエロー
でした。

想像ですが、おそらく娘のボキャブラリーにShinig というのが無かったためか、娘は既に知っているChineseで代用したのでしょう。順番が入れ替わった理由は分かりませんが、何となく理屈は通ります。

ああ良かった。変な心配をして損した。そしてなにより、変に事を荒立てなくて良かった、とホッとする私達夫婦。

最初に娘の口からYellow Chineseという言葉を聞いた時にはぎょっとしましたが、分かってみれば大した話じゃありませんでした。親の方が神経質すぎたのでしょうかね。

私達夫婦はこれまでのアメリカ生活で特にひどい差別を受けた経験はありません。ですが、きっと心のどこかでそういうことが起こる日のことを恐れていて、今回の娘の発言が私達の深層心理を刺激したのでしょう。

とりあえず、今回のことはちょっとした笑い話ということで終わりました。いやーびっくりした。


後日、私が娘のお迎えに行った時に出会った先生にその話題を振りました。いやー聞いたでしょ?娘がYellow Chineseとか言うから仰天したよー。

するとその先生、娘のお気に入りのインド系の女性ですが、いつものようにちょと訛った英語でこう答えてくれました。

「そうそう!私も驚いちゃった!だって歌でチャイニン イエローって言ってるのに、チャイニーズイエローになっちゃうんだからね!チャイニンとチャイニーズがまざっちゃったのね!」

先生の口からでるShiningという単語は、私の耳にもしっかりとChinigと聞こえるものでした。

先生、それ俺でも聞き間違えますよ。


ではまた。
【2011/08/11 18:32】 | アメリカで育ててみる | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。