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ちょっと出かけます。またかよ。
豚フルも恐れず、日本から両親が来たので、明日からまた出かけてきます。

復讐は冷めた時が一番美味しい料理といわれますが、旅は温かい内におかわりするのが良い、というのは昔から伝わる私が作った言葉です。

ということで、行き先はカナダ。またかよ。ええ。またです。

前回の反省を活かして、妻がカナダ人よりバンクーバーに詳しいお友達に教えを乞うたので、前回よりは実りの多い旅になると思います。

ので、ちょっと更新が遅れるやもしれません。

そういえば、娘が中耳炎にかかりました。またかよ。ええ。またです。

ではまた。
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【2009/06/18 00:27】 | 日記@シアトル | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ジェフリー・ディーヴァーのサイン会&朗読会で見聞きしたこと。(本編)
前回のふざけたエントリから続きます。

こっちが本編。

まず、最初に注意しておきますが、今回のサイン会で得た情報は、私の限定的な英語能力で把握できた範囲で書いています。

よって、聞き間違い、聞きそこない、聞き逃し、はたきこみ、うっちゃりなどもあるかもしれません。我ながら怪しい理解なものは排除していますが、それでも夾雑物というか、ノイズ的な何かが入ってしまうかもしれないので、その点はご了承ください。

なので、ディーヴァー氏の発言として括弧書きしているものも、一言一句そのまま再現してるわけじゃないってことです。間違いなどあった場合は全て私の責任です。

あとそうだ。長くてすみません。

jd2009





三度目に見る生のディーヴァー。流石に最初の頃のような興奮はありませんが、やっぱりちょっと緊張します。なんでよ。

イベントは演台に立った、ディーヴァー自身の口から語られる著者紹介から始まりました。ただの自己紹介ではなく、「ジェフリー・ディーヴァーは・・・」という形で語ってるところがちょっと面白い。

作家になる前は、ジャーナリスト、弁護士、フォークシンガーなんて仕事をやっていたことや、代表作としてはリンカーン・ライムやキャサリン・ダンスシリーズを書いていることと言った、ここに来ている人たちならば知ってて当然の基礎知識から話していきます。

ここで面白かったのは、今回の新刊でもあるキャスリン・ダンスシリーズを紹介するときに、現在アメリカで放送している、ティム・ロス主演のテレビドラマシリーズ"Lie to Me"について言及したこと。

lie_to_me


「キャサリン・ダンスはキネシクスという技術を使って犯罪を調査していきます。このキネシクスというのは、テレビドラマの"Lie to Me"なんかでご存知の方もいるかもしれません。・・・私に言わせればこのドラマの副題は"Steal from Me"だと思いますが(笑)」

ご存じない方に説明すると、"Lie to Me"というドラマは、キネシクスを操る心理学者が、尋問により嘘を暴きながら事件を解決するという、キャサリン・ダンスの設定そのまままのドラマで、最近シーズン2の放送が決まったテレビ番組です。

私はこのドラマの設定を知ったときに、てっきりなんらかの形でディーヴァーが関わってるのかと思ったんですが・・・違った模様(笑)

そして新刊、"Roadside Crosses"の説明に移ります。

内容を箇条書きにしてみました。括弧内は私による追記。

・"Roadside Crosses"、"Blue Nowhere"(邦題:青い虚空)、"The Broken Windew"(ライムシリーズ第8作。未訳)につながる三部作の最後となっている。とはいっても、登場人物が共通しているわけではなく、テーマが共通と言う意味。

・そのテーマとは、テクノロジーの発達によって、バーチャルワールド(意訳。原語はSynthetic World)とリアルワールドの境界があいまいになりつつある現代を描写しているということ。

・この作品では、ブログやSNS、ネットにおけるいじめなどが主な題材となっている。

・作中、ヴァーチャルワールドとリアルワールドの融合を図る試みとして、作品中に登場するURLを実際にブログとして立ち上げていて、読者はネット上で実際のブログを読むことができる。

・実際に見なくても物語を理解する上で支障はないが。作品では触れられてないディティールや、ひょっとしたら不快な画像なども観る事ができるようになっている。

・ディーヴァーは作品を書く上で、ミッキースピレインの言う、"“Nobody reads a mystery to get to the middle. They read it to get to the end. If it's a letdown, they won't buy anymore"(←上手く訳せません。要するに最後までページターナーであるべし、ってことか)をモットーとしている。

・この作品も、彼の他の作品と同様の構造をもっており、事件は比較的短期間で起こる。この作品でも物語は3・4日間の出来事を描いており、結末はサプライズエンディング。に次ぐサプライズエンディング、に次ぐサプライズエンディングのまたサプライズエンディング、に更にサプライズエンディング(笑)・・・彼は本当にこういうスタイルが好きなんだね。(←と、本人が言ってました)

・彼は既に次の作品、リンカーン・ライムの新作を書いており、"×× and Wire"(←ごめんなさい。自分の書いたメモが解読不能)というタイトルになる予定です。次の作品では、これらトリロジー("Blue Nowhere"、"The Broken Window"、"Roadside Crosses")のようなハイテクを題材にするのではなく、よりローテクな話になる。

・なので、来年出る予定のリンカーン・ライムの新作を読むと、読者はきっと電球を取り替えることが出来なくなる。あと部屋のスイッチも怖くて触れなくなるし、シャワーを浴びるのも躊躇するようになるし、プールにも泳げなくなるかもしれないし・・・(以下観客が笑い出すまで続く)、と言うような話になる。

という感じでディーヴァー自身による著者紹介&今後の動向のお知らせ、が終了。

まだどのインタビューにも出てないライムシリーズの新刊情報まで聞けるとは思いませんでした。そして自分の字が解読不能になるほど汚いとも思いませんでした。>自戒

その後、お楽しみの作者による朗読会に移ります。

と、ディーヴァーは懐から折りたたんだメモを取り出すと、今回、作品の朗読はしないと宣言。

「今日のサイン会のために本を買ってもらってるかもしれないけど、ここで僕が朗読したらもう一回お金を貰わないといけないからね」なんて冗談を飛ばします。

代わりに読むといったのが、なんと彼の日記。どうやら長年日記を書き続けているので、その中から抜粋して読むことしたそうです。

と言って、ディーヴァーは自身の日記の抜粋(と称するもの)を読み始めました。

"○月○日、犬に餌、自分も食事 (原文は"Feed dog, feed self"上手く訳せません)で始まるこの日記は、比較的最近のディーヴァーの一日の描写から始まりますが、突然過去の日記になったと思うと、また最近のものに戻ったり、という何というか錯時法的な感じで語られました。

これが面白かった。

具的的には、こんな感じのエピソード。

・肝となる章を書きあぐねる内に、トイレの修理や犬の餌の買出しなぞを始めてしまい、結局執筆が進まなかった日のこと。

・生まれて初めてのサイン会で訪れたアルバニーでは、サイン会に2人しか来ず、おまけに一人はディーヴァーを名前の良く似た別の人物と勘違いしていたこと。

・駆け出しのころ参加した作家会議で、隣に座っていた某超大物女流作家が発言した「アウトラインなんか書いたことないわ!あんなの何の役にも立たないもの!」という言葉に苛立つものの、の後「で、ディーヴァーさんはアウトラインを書きますか?」と言われて窮地に陥ったこと

(知ってる人は知ってるでしょうが、ディーヴァーは1冊のアウトラインを書くだけで8ヶ月費やすことで知られています。)

・外国のファンから熱烈な応援メールを貰ったと思い、読み進めてみたらスパムだったこと。

(説明が難しいのですが、アメリカでよく来るスパムメールのパロディみたいな文面でした。「アフリカの小国で革命が起こったのだが、隠し資産をあなたの口座で一時的に預かってくれ」みたいなやつ。)

・作品を執筆中、つい我慢できずにジョン・ル・カレの新作を読んでしまったために、自分の作品が途中から無茶苦茶ル・カレ調になってしまったことに気づき、泣く泣く該当部分を書き直したこと。

・イタリアで受けたインタビューで、記者が引用した批評家の発言にカチンと来たので、「批評家なんて、自分が出来ないことをやってる人間のことを、偉そうにああだこうだ言うだけの連中だ」と言ったら、その記者も大変有名な批評家だったので、後で面倒なことになったこと。

・例の書きあぐねていた章に取り掛かろうとしたら、PCのファイルが開かず困惑。慌ててサポートに電話したら運よく繋がったものの、そこでは解決できず、インドのサポートセンターに飛ばされたこと。そしてそこは明らかにインドのはずなのに、オペレーターはレッドソックスのファンだと言い張ったこと。

他にも色々あったのですが省略。

私の文章ではきっとその面白さの10%も通じてないことに絶望。

とにかく、30分ほどの時間を使ってのこの日記朗読会、ディーヴァーの作品から得られるイメージとは随分違う、お茶目な一面が良く分かる、ファンにとっては大変興味深い演目(?)でした。

その後はQ&Aに。

早速手を挙げるものの、私の前に座ってる男性も手を挙げたために指されず。二列目に座った罰が当たったか。

こんな質疑応答がありました。これまた抜粋。

・作家と出版社の関係について。

→ディーバーは自らを職人と思っている。作家と出版社というのは、より良い商品を作り上げるためのパートナーであるべきだと思う。色々仕事をやってみたけど、自分は本当に、心の底から本を書くのが好きで良かった、と思ってる。

・リサーチはどうやってるか、どれくらい時間をかけるか。
→リサーチに掛ける時間は膨大だが、実際に本に使うのは10%ほど。

・ライムとアメリアの今後の関係
→この二人の関係のことを、ディーヴァーはソープオペラ的パートと呼んでいるが、サスペンスを盛り上げる重要な要素とも考えている。最新作でもこの二人の関係は大きな鍵になると思う。

・ライムの治療の可能性
→これは非常に難しい問題だが、正直言ってディーヴァーが作家の都合で決めるというよりも、現実の医療技術の発展にともないライムが決めることになるだろう。つまりリスクとリターンのバランスを、ライムがどう判断していくかということだ。これを踏まえて常に最新動向をチェックしている。

・ライムのようなキャラクターはどうやって思いついたか。
→シャーロック・ホームズの兄、マイクロフトのようなキャラクターを描きたいと思ったのがきっかけの一つ。調査に奔走し、変装したりもする活動的なシャーロックと違って、マイクロフトは完全な安楽椅子探偵。その部分でライムはマイクロフトの影響を非常に受けている。

・タイトルはいつ、どうやってつけるか。

これ。この質問は私がしました。とはいえ、私が考えたものではありません。

前回に引き続き、なんか質問しなきゃと思っていたのですが、今回はどうしても思いつかなかったので、某SNSの「ジェフリー・ディーヴァー」コミュニティで質問を募集したところ、ゆーみんさんからアイデアを頂きました。本当に有難うございました>ゆーみんさん

私は、まずディーヴァーに、簡単な自己紹介をした後で、ディーバーの作品は日本でも大変人気があること、例えば日本の某SNSではディーヴァーのコミュニティもあり、メンバーが500人以上居て、今回の質問はそのメンバーからアイデアを貰ったことなどを話しました。

まず、ディーヴァーはそれに答える形で、日本でも沢山の読者がいて、最近ではベストテンにランキングされることもあったと話してくれました。
このミスや文春のミステリベストなんかも知ってるんですね。そしてここで驚愕のニュースが。

なんと、ジェフリー・ディーヴァーが10月に来日するそうです!!!

これまでブックツアーとして世界各国を回っていたディーヴァー。かつて日本を通り越して台湾に行ったりしたことが一部のファン(例:cyberbabeさん(笑))を落胆させてきましたが、ここ数年の日本での人気上昇が来日のきっかけになったことは疑いがないでしょう。

詳細は不明ですが、是非、日本のファンの方にもディーヴァー本人と対面して欲しいと思います。

それはさておき、肝心の質問のほうですが、ディーヴァーは私の質問に対してこんな感じのエピソードも絡めて答えてくれました。

・タイトルの決まり方はそれぞれの作品によって違う。ただ、タイトルをつける時に気をつけているのは、2重の意味を持つようにしているということ。読んでもらったら分かると思うけど、(昨年出た)Bodies left behindもそうだし、(新刊の)Roadside crossesもそう。

・タイトルをいつ決めるかについてだけど、例えば、The Broken Windowは当初、The Black and White Rainbowというタイトルにするつもりだった。これは、人間が、デーマイニング会社などによって、単なるデータとして管理される未来を暗示したかったんだけど、編集者からストップがかかった。

・というのは、どうもミステリらしくないんじゃないかと、そしてなにより、既に同じタイトルをもつ絵本が出ていたので、紛らわしいから替える事にした。その絵本の内容?、突然色が無くなった世界で奮闘するねずみの話なんだけど(笑)

・もちろん書きながらタイトルが決まることもある。Roadside crossesはまさにそのパターン。書いているときにずーっとRoadsideのイメージが頭の中から離れなくて、書いてる最中にこのタイトルで行こうと決めた。そんな感じかな。

そんな感じで質問タイムも終了。

椅子を片付けてからサイン会になりました。

ここまで小一時間、店内をキィー!キィー!と叫ぶ娘を小脇に抱えて右往左往していた妻と合流。げっそりしてる妻。本当申し訳ない。

列にならぶこと10分ほど、購入したばかりの"Roadside Crosses"とサインしてもらい損なってた"The Bodies Left Behind"を持って、ディーヴァーに挨拶。

妻に抱かれた娘に目をむけ、この可愛い子の名前は?と聞くディーヴァー。

「ケメです。日本語ではフラワーって意味です」(ケメはあくまで仮名なので。ちなみに"ハナ"ではないです。)、と妻。

「この子はディーヴァーさんに去年も会ってるんですよ。シアトルで」と言ったところ、はっとした感じでディーヴァーは身体を仰け反らせました。

「え!あ!覚えてるよ!あんなに小さかった赤ちゃんかい?」

おおお。覚えててくれました!赤ん坊なんてどうしたって大きくなるので、ひょっとしたら覚えて無かったかもしれないけど、そう言ってもらえるのは嬉しいものです。

「やあケメ、大きくなったね。君は賢そうな顔をしてるから、来年はきっと大学生だね」

と、話しかけれ、泣きそうになるケメ。

「うん分かってる。僕は赤ん坊を怖がらせるらしいんだ。」

・・・なんか分かる気がしますって納得しちゃ駄目だな。慌てて付け足す。

「いやいや。この子がシャイなんです」

とかそんな会話。

その他、日本での彼の作品の翻訳事情の話。例えば、ディーヴァーが日本人の友人に「これ僕の本」と言って翻訳版を渡したところ、後日「結末は?」と聞かれ、「読めば分かるのに」と思ったら、日本語版は上・下巻に分かれているということを失念していて、渡していていたのは上巻だけだったことに気づいたとか、そんなエピソードを話してくれました。

いつも通り、サインには「to Twitetta, Domo arigato!」と入れてくれましたが、今回は私の名前の他に、

"to your family (Including beautiful little flower!)"と娘のことも書いてくれました。

「来年もサインしに来るから、是非また家族で来てよ」

そんな嬉しい言葉を貰い、会場を後にしました。

いやぁ、行ってよかった。最初に書きましたが、これまでで一番面白いサイン会でした。

ということで、来年も何とかして行きたいと思っております。

くどいようですが、作品や写真から受ける印象とは若干異なり(笑)、本当に感じの良い人なので、日本にお住まいのディーヴァーファンの方は、是非10月の来日の機会を逃さず、会いに行って欲しいと思います。

ではまた。
【2009/06/09 01:01】 | 読書関連 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
ジェフリー・ディーヴァーのサイン会&朗読会に参加したこと。(前段)
というわけで行ってまいりましたジェフリー・ディーヴァーのサイン会。今回で三回目でございます。

正直言って、今回が一番面白かったです。

ジェフリー・ディーヴァーって誰?という方がいらっしゃいましたら、こちらの過去エントリなどをご覧頂くと分かるかもしれません。


2006年
ジェフリー・デイーヴァーのサイン会に参加したこと。
2008年
ディーバーのサイン会に参加したこと(心の準備偏) 
ディーバーのサイン会に参加したこと(本編)
今見たら、Deaverの日本語表記がブレてますね。失礼。いつか修正しよう。

特に興味のない方にも無理矢理説明すれば、ジェフリー・ディーヴァーはアメリカの人気ミステリ作家です。特に四肢麻痺の犯罪学者リンカーン・ライムシリーズの作者として有名で、デンゼル・ワシントンと、まだそれほど人気が無い頃のアンジェリーナ・ジョリーが出演していた「ボーン・コレクター」という映画の原作者と言えば、少しはピンとくる人もいるかもしれません。彼の作品は世界中でベストセラーになっており、25ヶ国語以上の言語で読まれています。

今回のサイン会、流石に三回目となるともう慣れたもの、これまでと同じような展開だろうとお思いでしょうが、ところがぎっちょん、全然違いました。

まず場所が違います。

これまではシアトルのダウンタウンにあるSeattle Mystery Bookstoreというミステリ専門店に行っていましたが、その日はシアトル近郊の町であるボセル、Third Place Booksで行われたサイン会に行きました。

シアトルでも同日の12時からこれまで通りサイン会があったのですが、なぜボセルまで足を伸ばしたかといえば、単純に妻の仕事の都合。

ただ、今年は場所が違えば、内容も違います。

通常のサイン会とは異なり、この会場では著者による作品朗読会と、Q&Aコーナーが予定されています。これが楽しみ。

午後5時、私は娘と妻を車でピックアップしてから、帰宅ラッシュに巻き込まれつつもボセルへ。

高速を降りてから、段々寂しくなる風景に「おいおい本当にこんなとこにサイン会やるような書店があるのかよ」とびびりながらも、目的地のショッピングモールに到着。

意外、と言っては失礼ですが、かなり大きめの書店がそこにはありました。

Third Place Books


店内に入って早々、まずは会場を確認しておかねば。

書店の中央部のあたり、"DEN"と名づけられたスペースがその会場の様子。既に着々と設営が進んでいます。

脇の机には、ディーヴァーの新刊"Roadside Crosses"が平積みに。

本来の発売日は6月9日ですから、ちょっとばかりフライング購入になりますね。なんか得した気分。

ピカピカパリパリのハードカバーの感触を楽しみながら、カウンターで支払いを済ませると、店内の探索を開始。

店内は広々としており、稀少本やコレクターズアイテムなんかも充実していて、とても良い書店でした。

アメリカでは大型書店というのがほぼ Barnes & NobleかBorders の2大チェーンで占められているのですが、そんな中でもこんなに頑張ってる書店もあるのですね。もう少し家に近ければ日参したいくらい魅力的な書店でした。

今書いていて気がつきましたが、ジェフリー・ディーヴァーのサイン会って、もちろん上記の2大チェーン店にも行くものの、数としては、圧倒的にミステリ専門店か、今回のような独立系書店が多いように思えます。
ひょっとしたらディーヴァーの思い入れというか、そういうのがあるんでしょうか。ち。質問しておけば良かった。

この書店には、併設される形でフードコートまであり、多くの人が食事や歓談を楽しんでおりました。地元コミュニティの憩いの場なんでしょうか。

ふと見ると、ジャパニーズフードのカウンターまであります。

ええ!こんなところに「吉兆」が!まさかこんなところに高級料亭があるなんて!

きっと吉兆


・・・と、よく観ると「吉兆」ではなく「吉桃」でした。惜しい。ちなみに読みは「キットー」だそうで。

Japanese Foodとネオンにはあるのに、メニューにHot and Sour Soup(酸辣湯)なんかがあるところが素敵。

昔入ったインチキ日本食レストランで、「ここのお勧めは何ですか?」と聞いたら「ブルコギ」と即答された記憶が甦ります。

まぁ日本でもイタ飯屋入ったら「ボナセーラ!」とか言われるしね。それはまたちょっと違うか。

早めの夕食にするには微妙な時間帯だったので、書店を一巡したあと、お茶を飲みつつ時間を潰します。

車の中でぐっすりと眠って体力気力を回復した娘は、「キー!キー!」と奇声を発しながらそこらじゅうをウロチョロと。

私と妻が交代しながら、店内を彷徨する娘を追尾。娘は視界に入るひとに向かって、片っ端から笑顔を振りまき続け、「ンキィー!ンキィィィー!」

段々テンションが上がってきてます。

それにリンクするかのように、サイン会開始時刻が近づくにつれ上がっていく私の心拍数。

開始15分前頃になったので、叫びつつ放浪する娘からちょっと目を離し会場の方を見てみれば、既に椅子も設営されて、既に腰掛けて待っている人の頭がちらほらと見えました。

さあ行くぜ。

慌てて食べ残しを片付けると、家族で再び書店のスペースに。

プラスチックの椅子が50個ほど並べられ、稀少本が並んだ棚の前に演台とマイクが並んでいます。

やっぱり子連れは隅っこあたり、一番出入りがしやすいところに座るべきだな、と思って席を物色していると、妻が言いました。

「いいよ。あなたは一番前に座んなさいよ。折角の機会なんだから。ケメはこの一番後ろの席で私が面倒見てるからさ」

おお優しい妻よ。その心遣いが嬉しいよ。

と言う訳で、騒ぐ娘と妻を残し、私は一人前方へ向かうと、最前列・・・じゃなくて二列目に座りました。すみません。いつもの癖で。

周囲を見回すと、まず観客の年齢層がかなり高めなのが印象的です。多い順で書いていくとすれば、白髪の白人夫婦連れが圧倒的。他には中年男性(含む私)が多く。

・・・若い男女ってのはもほとんどいない。ひとり母親に連れてこられたのか、母親を連れてきたのか分からないティーンの少年がいるくらいでしょうか。ディーヴァーの平均ファン層とはどれくらい合致してるんだかは分かりませんな。

ちなみにアジア人は私一人でした。

後方で奇声を上げつづける娘に気をとられつつも、メモを取る為のノートを取り出したり、サインしてもらう本を確認しているうちに、開始の時刻。

書店員からの挨拶の後、拍手とともに、ディーヴァーが登場してきました。

つづく(←おい)
【2009/06/08 17:07】 | 読書関連 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
野球感染の日
秋から冬に掛けて、どんよりドヨヨな天気ばかりだったシアトルですが、そろそろ夏を迎えるにあたり、ここ3週間くらい、週末はどぴーかんな日々が続いておりました。

ところが本日はちょっと薄曇り。でもこれくらいが丁度良いのだ。

なぜなら今日は野球観戦の日だから。

昨日の昼ごろ、職場の妻から電話がありました。

「上司から明日の野球のチケット貰ったんだけど、行く?」

ちなみに、恥ずかしながら、正直野球にはそれほど興味がありません。

なんで、と言われても困りますが、好きになる機会に恵まれなかった、というのが理由でしょうか。

ちなみに小学生の頃、よく被っていた野球帽は西武ライオンズでした。

なんでそんな帽子を被ってたかというと、西武ライオンズが優勝するたびに、近所の西友が大安売りをしていたので。

って全然説明になってませんが、「どのチームでも良いんだけど、優勝したし、大安売りをして頑張ってるんだから、ライオンズに協力してあげよう」という良く分からない論理が子供の頃の私にはありました。自分で言ってて恥ずかしいんですが。

だから例えば、野球に関する歌と言っても、「ラーイオーンズ、おうおうおうラーイオーンズ」

という、優勝のたびに西友で発狂するくらい流れていたものと、

「いくぞ、大洋、いくぞ、大洋、勝負の世界、ごごご、ごー」

という、これまた学校を休むたびに観ていたローカルTVでかかってたものが、茶渋みたいになって鼓膜にこびりついてる程度です。以上私の野球応援ソングDBは終了。

プロ野球選手についてもほとんど知識が無く、赤瀬川源平を知ってから「トマソン」の名前を知ったというくらい。

つまり、野球そのものよりも、野球から派生した周辺部分のみを吸収し、それで描かれるぼんやりとした輪郭としてのみ、野球というスポーツの存在を認知している程度なわけです。

ってなにもこんなに説明することはないけど。

そんな私ですが、アメリカに来てからは年に一度は球場に来ている気がします。シカゴでもシアトルでも観ましたね。

試合自体にはそれほど興味が湧かないものの、アメリカの球場の雰囲気はとても好きです。特にデーゲーム。

芝生の緑に目を喜ばせながら、ビールを片手に、、他人が一生懸命働いてるのを観るというのは、なんともいえない。

たまに流れる、Queenの"We Will Rock you"、例の”ドン、ドン、チャ、ドン、ドン、チャ、ドン、ドン、チャ”というリズム。

それが" Buddy you are a boy...."とか"We will, We will, Rock You!"とか無いまま、いきなり終わるたびに、「終わりかよ!」と心の中で呟くというのも楽しいもの。

更には、球場でしか食べられない(というか食べる機会が無い)さまざまなメニューも魅力。

私にとって、野球観戦に行くということは、「メジャーリーグが観れる!」というよりも、「球場行ったらFunnel cakeが食べられる!」ということの方が意味が大きいくらいです。

*注 Funnel Cake:球場で定番のドーナツ様のケーキ。ちょっと血糖値をブーストしたいときに食べる。防御力+10。

そんなわけで、野球ファンの人に言わせれば不純な動機で今回も球場に向かいました。

メンバーは私達家族3人と、妻の渡米前からのお友達とそのまたお友達。

ちなみに妻のお友達は、試合中に「球が低いとボールになるの?」とお友達に尋ねていたので、きっと、いや多分野球にむける情熱は私とおっつかっつだと思われました。

・・・そんなところで競っても仕方ないんですが。

話を戻して。

今回の野球観戦ですが、これまでとは一味違いました。

というのは、席が素晴らしすぎる。

マリナーズのベンチに近い側(って多分もっとましな書き方があるだろうけど)で、なんと前から7列目。

かぶりつきとは言いませんが、本当に試合が間近。友人が出る草野球を観に来たのかと思うほどの距離感です。

こんな感じ。

多分スズキさん。

なんでも今回妻が手に入れたチケットは、本来上司の奥さんが行くはずだったというもの。

ちなみにその上司の奥さんは、超有名デパートに勤めており、しかも女性では最高位にいるというスーパーエグゼクティブだそうで。

さすが、金持ちは手に入るもののレベルが違うってもんです。

私達はそのおこぼれを頂戴する形になりましたが、いや、本当にこれが良かった。

今までテレビや、それほど良くない席でみていた時には、試合内容にさっぱり興味が湧かず、どっちかっていうと他人が遊んでる「実況パワフルプロ野球」を見ている程度の面白さしか感じられませんでした。

それでも今回、選手の筋肉の動き、一挙手一投足が肉眼で確認でき、更にはちょっと大声をあげれば選手の耳に届くんじゃないかというくらいの距離で観てみると、野球の試合ってかなり面白いことが分かりました。

最初は、娘もいるので2・3イニング観て帰ろうくらいに思っていたのですが、気がついたら最後まで観てしまい、挙句、マリナーズの勝利が決まったときには、近くにいた本当のファンとハイタッチとかしてしまいましたよ。

その日、私が着ていたのは、以前妻が寒さしのぎに緊急措置として購入した、何の思い入れもないマリナーズのロゴ入りパーカーだったのですが、このハイタッチとパーカーがちょっと私の罪悪感を刺激したのは内緒です。

でも本当に楽しかった。正直言って、ちょっと野球に興味が出てきたくらいです。

野球熱に感染したかもしれない。

これからはもう少し野球に詳しくなろうと心に誓いました。いや本当に。本当だってば。

えーと、肝心の試合の方は、打ったり投げたり捕ったりでマリナーズが勝ちました。相手の国、じゃねえやチームはミネソタなんとかだそうですよ。聞いた話だと。

ではまた。


追記 ちなみに後で聞いた話ですが、当日TVで観戦していた妻の上司によれば、マリナーズが得点を入れたときに私達家族が一瞬映ったそうです。うひひ。

追記2 妻は試合中、城島選手と2回も目が合ったと興奮してました。なにそれ。

追記3 本当はもっと色々書きたいことがあったのですが、既に次回のエントリ(もはや恒例行事となった、某作家のサイン会に参加したこと)が書きたくて仕方がないので割愛しました。うひひ。
【2009/06/06 15:07】 | 日記@シアトル | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
妻とダイバーシティ。
最近、妻の話を書いていなかったので、ご報告。

妻は今人事関連の部署に勤めており、本人は「そんなに大したものじゃない」と力一杯否定していますが、人事関連のリーダー養成プログラムに乗っかって、1年ごとに人事部のさまざまな部署にローテーションで回っては忙しく働いています。

現在の妻の職種は「日本人である」ということが全然アドバンテージにならないもの。

日本人だから有利ってことが一切ない。

つまり、日本語を使うこともなければ、日本でのビジネス経験や知識を使うことも求められてません。

妻以外、ほぼ全員がアメリカ人という状態で、モミクチャになって仕事をしています。

私からすれば想像を絶するような環境ですが、再就職して2年近く経ち、色々と友人も出来て、時には本当に大変そうですが、楽しく働いています。

日本で働いていた頃の妻と比べて、なんというか本当に「楽しそう」なんですよね。なんだろうこの違いは。

とはいえ、相変わらず英語には苦労しているようで、電話会議を仕切ったり、ファシリテーターを任された日の帰りの車中では、

「なんでいつまで経っても英語が上達しないんだ・・・」と嘆いています。こればっかりは永遠の悩みですな。

ちなみに現在、妻が配属されているのはダイバーシティに関する部署。

ダイバーシティ・・・なんかカタカナで書くと潜水夫が集う街みたいな感じになりますが、正しくはDiversityですな。ディヴァーシティとも言います。てか英語の日本式表記ってどうにかなんないのか。ビル・ゲイツとゲーツ国防長官の違いってなん(以下略)

このダイバーシティ、日本ではややもすると女性や外国人の積極的登用、くらいの意味に取られがちですが、こちらでは性別や国籍だけでなく、はたまた人種、宗教、健常/障害といった枠にすら留まらず、もっと大きいくくりで考えられており、いまや企業の事業計画にも密接にからんでいる重要な概念になっているそうです。

大丈夫、書いてる私も良く分かってません。

そんな妻の職場ですが、現在の上司とはとても気が合ってるようで、それもまた妻が「楽しく」働けている理由の一つでしょう。

上司のSは大柄な黒人男性。

かつては某プロスポーツの選手として活躍し、引退後にまだ創生期だった妻の会社に入社したベテランです。

そのSですが、非常に気さくな方。

ある日の妻とSの会話。



S「この件について、ヤムリンゴ(←妻。念のため。)はどう思う?」

妻「・・・んー。ここは良いと思うけど、ここは変えたほうが良いと思う」

S「なんで俺のプランが気に入らないんだ!そうか分かったぞ、俺が黒人だからだな!
  このレイシストめ!」




この「俺が黒人だからか!このレイシスト!」というのは彼の決まり文句らしい。

にしても、なんつーかダイバーシティマネジメントをミッションとする部署の責任者とは思えないジョーク。

いや個人的には大好きですが。

そんな上司に影響されたのか、Sに対する妻の最近の口癖はこちら。




S「ヤムリンゴ、悪いけどこの件には賛成できないな」

妻「・・・なんでそんなこと言うんですか!私が黄色いから?ジャップだからね!
  このレイシスト!」

S「俺の台詞を盗むな!」




こんな感じで、日々、上司と「このレイシスト!」合戦を繰り広げている妻ですが、

先ごろ昇進しました。

アメリカのダイバーシティって奥が深いですね。

多分そういうことじゃない。

ではまた。



自慢の妻です。

パンダ帽は商品に含まれておりません
【2009/06/05 01:35】 | 日記@シアトル | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
週末旅行
というわけで、すっかり一週間経ってしまいましたが、先日の小旅行のお話。

行って来た場所ですが、一部の方の想像通り、アメリカから車で行ける外国こと、カナダはバンクーバーでございます。

ふと思ったんですが、外国へ行く=「海外旅行」ってのはいかにも島国である日本ならではの表現ですよね。

地続きで行ける外国の場合、海外旅行ではないわけで。

果たしてアメリカからカナダに行くのもgo abroadなんだろうか、とか思ったり。まぁ良いんですが。


今回の旅のテーマは、「美味しいものを食べる」というものと、「チャイナタウンのナイトマーケット探訪」の2点。

前者はカナダといえば何と言ってもシーフード、そしてそれを使った中華料理や日本食を食べるのが目的でした。

後者は以前台湾でその魅力に嵌った夜市(ナイトマーケット)が忘れられないため、カナダでその夢よもう一度というわけです。

聞くところによると、バンクーバーのチャイナタウンというのはサンフランシスコに次ぐ規模という大きさだそうで、期待はいやが上にも高まります。

というわけで土曜日の朝から車に乗り込み、素敵な旅を思い描きつつ、娘をチャイルドシートに押し込んで、I-5を北上。

右に左に咲き誇る花や、目に染みる緑を楽しみながらも、右の尻っぺたに鈍痛を感じ始めた頃に、国境に到着。

ここで1時間半ほど足止めを食いました。

車に乗ったまま国境を越えられるってのは楽チンですが、それでもやっぱり時間はかかるわけですな。

たまに思い出したようにノロノロと動く車の列。

なかには運転手を残して車外に出て、うろうろとそこらへんを歩いたり、トイレに行ってる人の姿も。私達は車の中、音楽を聴きながら時間をつぶしました。

そこで見かけた一人の男性。

どうやらトイレか何かに行ってる間に、肝心の車+(多分)家族が一足先に国境を越えてしまったらしく、途方にくれつつ一縷の望みにかけて、帰るべき車を探してました。見たところ手ぶらで、携帯電話なんかも持ってません。ちょっとした悪夢的状況ですな。

最終的には、国境の警備しているらしき人に呼び止められ、なんか話し合ってましたが、果たしてあの人は家族と再会できたのだろうか、今でも気になってます。

私達は無事国境を通過。

標識がカナダ式になったり、単位がマイルからメートルへ移行しているのだけがカナダに来た実感。当たり前だけど携帯も通じるしね。なんか不思議な感じ。

I-5を北上すること4時間、バンクーバーのダウンタウンに到着しました。

バンクーバーには結婚2年目に行ったきりで、すっかり印象も薄れていたので、新鮮な気分で街を見ることが出来ました。

シアトルのダウンタウンに比べるとかなりの大都市で、近代的なビルの谷間に古い建物が挟み込まれているのは、シカゴのダウンタウンを思い起こさせます。

ホテルの窓から

シカゴと印象が違うのが、日本人の多さ。

観光客もそうですが、見た感じ留学生やワーキングホリデーと思しき日本人の若者が多く町を行きかっており、すれ違いに日本語が耳に入ってくる機会がとても多かったです。

甲高い「まぁじでー!?」みたいな声が耳に飛び込んでくるとちょっとぎょっとしたり。

あとカフェで注文するとき、中国人の女の子かと思ったら名札には「RIE]とか「MIDORI」とか書いてあり、その子が話す英語の感じから言っても、明らかにワーキングホリデーかなにかっぽいので、これは日本語で注文した方がお互いのために良いんじゃねえかと思いつつも、日本人同士、あまり上手じゃない英語でコミュニケーションするという居心地の悪い機会も多くありました。

外国で遭遇する「多分この人、日本人じゃね?」的状況って難しいですね。

円滑なコミュニケーションの可能性を阻害する我が羞恥心が憎い。

ダウンタウンの真ん中には、かなり立派なブックオフ(95%くらいが日本の書籍やDVDで占められてる)まであって、日本人にとって住みやすい街なんだろうとなと思います。

もし自分の子供が初めて英語圏に留学するとなれば、この街なんかはとても魅力的なんではないでしょうかね。

子供を送り出す身としても、これだけ日本人がたくさん居たら安心できるでしょう。

一方で、これだけ日本人だらけだと、留学する意味もないんじゃないかという気もしますが。まぁ人の基準はそれぞれだし、あまりこのテーマを語ろうとすると不用意に地雷を踏む可能性もあるので深追いはしません。

話を戻して。

ダウンタウンに着いたころには、時刻はもう3時近く。

腹ペコの私達は、早速美味しい寿司を食べようとダウンタウンを徘徊するも、タイミングの悪いことに狙っていた寿司レストランは、ランチタイムを終えてことごとく準備中。

とある寿司屋で見かけた、浅田真央さん考案?の「真央ロール」なる新メニューが激しく気になったものの、そこも準備中。残念。

そのお店の、「御予約のお客様」というボードにならぶ、JTB様、JTB様、日本旅行様、JTB様という名前の数々に、見事な「日本人ホイホイ」の存在を実感。私達はホイホイされ損ねたわけだな。良かったのか悪かったのか。

結局、「うーんどうなんだこれは」と思いながらも、飢餓に追い立てられ入った寿司レストランで、「うーんどうなんだこれは」という寿司を食べる羽目になりました。

シャリが押し寿司みたいにカッチカチでした。ネタもなんか溶けてました。「舌の上でとろけるよう」とかそういう意味ではなくて。「だらしない、もっとシャンとしなさい!」という意味で。

板さんは日本人かと思ったら韓国人でした。ウエイターは日本人というよりも日系人でした。

大体店に入ったとき、客のほとんどが白人だっていうので嫌な予感はしてたんです。してたんだけどね。飢えで判断力が低下してました。

こんなはずでは。

いや、人種差別をしようっって気はサラサラないんですがね。でもね。やっぱりね。わざわざカナダまで来て入る寿司レストランじゃない。

その後、ダウンタウンを更にうろつき、いろんなお店を冷やかしたりしながら、さっきの寿司レストランの思い出を忘れようと努力。

6時を過ぎたあたりで、気を取り直してチャイナタウンへ。

チャイナタウン、確かにでかい。

シアトルのインターナショナルディストリクトよりもかなりチャイナ度が高い。これは期待できるかも。

ところが、ほとんどの店が閉まってます。あれれ?

そこでカナダに住んでいたこともある妻が思い出しました。

「あーそういえば、カナダって週末には、結構早くお店閉めるんだよねぇ」

え。そうなの?

閉まってる店の扉を見てみれば、確かに営業時間、週末は早めな感じで設定されてます。

しかもそれだけではなく、ずーっと閉まっちゃってるお店も意外に多い。不景気なのもあるのかも。

閑散とした中華街を、ナイトマーケット探してウロウロ。最終的には通行人を捕まえて場所を聞き、ようやく着いてみるとこんな感じでした。

昼に見えるが夜市

うーん。まぁ分かっちゃいるけど、台湾のナイトマーケットとはちょっと印象が違う。当たり前だけど。

しかも7時を過ぎても太陽が照っちゃってるもんだから、あんまり、っていうか全然「ナイト」じゃない。

ちょっと早めに着いちゃった日本の夏祭りみたいな感じです。規模も予想していた程ではなし。

それでも、屋台で色々怪しげな商品を見つつ、手当たり次第にチマキとか小籠包とかミニカステラを口に入れていると、来て良かったなどと思います。

うまうま


こういうのを見ると買わずにはいられない私。

ちなみに見かけたとある歯医者らしき看板。

林檎


なんか色々な権利を侵害してんじゃねえかと心配になります。Are you PC?No, I'm a dentist.

その後のことは、ざっくりはしょって2日目。

この日はダウンタウンから更に北に行ったところにある、スタンレーパークへ行きました。

広大すぎて全然回れなかったものの、野草に興奮して歩き回る娘を見れたのが良かったです。最近のケメは道端に小さな花を見かけると、大喜びで駆け寄ります。人差し指で花弁をツンツンと触っては大興奮。じゃあってんで渡してあげると仕舞いには口に入れます。駄目だって。

芝生


好天に恵まれたこともあり、とてものんびり過ごせました。

最後は昨日のリベンジとばかりに、今度こそ美味しいと評判の中華レストランへ。

家にあった5年前の「地球の歩き方」だけが私達の道しるべ。そこに載っていた「キリン」というレストランへ行きました。

「地球の歩き方」でそのレストランの情報をチェックしたときには、「ジーンズは履いていかないこと」みたいなことが書いてあり、
店構えも高級そうだったので、店に着いたものの、超カジュアルな格好の私達は入るのを躊躇してしまいました。

とりあえずガラス戸越しに店内を覗いてみると、カウンターにいた黒スーツで蝶ネクタイの男性が訝しそうに見ています。

あら。ひょっとして、これはやっぱり歓迎されないかも。

そんなことを思い、入り口で悩んでいる私達を尻目に、中国人観光ツアー御一行様が、それはもうカジュアルという範疇では収まらない、そんな色のジャージどこで売ってるの?ユニクロの裏メニュー?と聞きたいくらい、フリーダムな格好で店内に雪崩れ込んで行きました。

その流れに飲まれる形で、私達も安心して堂々と入ります。先程こちらを見ていたお店の男性もにこやかに迎えてくれました。案ずるよりなんとやら。あんまり「地球の歩き方」を信用するな、という海外旅行の鉄則を忘れてました。

料理の方はどれも美味しく、値段も店構えと比較して大変安かったので、大満足でございました。

円卓に座る娘も、大変リラックスしております。

「円卓こっちにまわして」



締めはマンゴープリンで。

キュウリ必要なのか


なぜキュウリが添えてあるのかは謎。

そんなわけで、満ち満ちた胃袋を抱え、再度4時間かけてシアトルに帰ってまいりました。

次回はもう少し、バンクーバー達人に教えを請うてから行こう、そう誓った私達夫婦です。

ではまた。
【2009/06/01 21:47】 | 日記@シアトル | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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