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暖炉のある生活(続き)
というわけで、前回の続き。

天の岩戸じゃあるまいし、一向に開かない暖炉内部のフタの件で、管理事務所に赴き、だれか人を寄越してもらうようにお願いしました。

全然関係ありませんが、渡米当初はこんなことでもいちいち緊張したり、つい辞書で言い回しをチェックなんかしていましたが、最近は余裕。

いや、「余裕」って書くと、さも私の英語力がメキメキ上がったかのような高慢チキチキマシンに聞こえるでしょうが、決して猛レースとか、そういうわけではありません。

ただ、なんというか鈍感になっただけなのでしょう。

管理事務所の人に対しても、ぶつ切りのデタラメ英語で事情を説明。

「あー私、実は暖炉なんだけど。あのフタ。中の。暖炉の上の。ほら空調。いやあるじゃない?なんかフタ。あれってフタ?パカパカするやつ。水平とか垂直とか。それ開かない。一生懸命頑張った。開かないの。誰か来れる?」

・・・なんか英語のクオリティは下がり続けてる気がする。

それでも意は通じたらしく、夕方になってメンテナンスのおっちゃんが来てくれました。

玄関できちんと靴を脱ごうとしているおっちゃん、あんた良い人だ。

「あー暖炉の中の排気弁が開かないんだっけ? これ試してみた?」

靴を脱ぐやいなや、暖炉の前面右側の近づき、昨日まったく気がつかなかった、小さな鉄の板を指差します。なにそれ。

ガチャ。ズルズル。

おっちゃんがその鉄板を軽く押すと、それはスムーズに前に飛び出してきました。

隠しスイッチ


おおお?と思って暖炉の中を覗き込むと、昨日あれだけ苦労したフタが垂直に持ち上がっており、ぱっくりと口を開けています。

「オーマイガっ」

変なとこだけアメリカナイズされてる私がこう叫ぶと、おっちゃんはニヤニヤして続けます。

「大丈夫。あんただけじゃないよ。どうもみんな気づかないらしくて、同じ質問が良く来るんだ。最初の設備確認で誰かがきちんと説明すべきだと思うんだけどねぇ」

「・・・オーマイガっ」

他に言葉が浮かばない私。

なんか他にある?と尋ねるおっちゃんに、このまま帰したら私は「おお神よ」しか言ってないことに気づいたので、気になることを聞いてみる。じゃあ昨日、俺が悪戦苦闘したレバーってなんなんですか。

「あーこれね(ガタゴトガタゴト)。これは煙突の中の煤が溜まったら、これを動かして掃除するんだよ」

じゃあ、昨日私は延々と、煙突の中の煤を払っていたのか。それも一生懸命。なんつー。

「じゃあ、良い火を!(Nice fire!)」と、人を放火魔呼ばわりするかのような言葉を残し、おっちゃんは颯爽と去っていきました。

うーむ。余計な恥を掻いた。

聞くは一時の恥、人によっては一生のトラウマ、もうちょっと調べりゃ良かった。

でも私には、すくなくとも綺麗に煙突まで繋がった暖炉が残ってます。

妻が帰ってくるのを待ち、早速暖炉デビュー。

待ってろサンタ。黒焦げにしてやるぜ。

昨日のエントリでも書きましたが、スーパーには様々な薪が売ってます。まんま「木材」というものから、なんか爆発すんじゃねぇかというパッケージングされたものまで。

今回、暖炉初心者の私達夫婦が選んだのは、なんか爆発しそうな奴。

燃料箱


一本取り出して、ぴりぴりと包装紙を剥ぐと、そこには何やら硬柔らかそうな茶色の物体が。へーこんなになってんだ。

なんか汚い。


「知ってる?これってウンチで出来てるんだよ」

突如、横から見ていた妻の発言。

「んな馬鹿な。インドじゃないんだから。」

「いやこれ絶対ウンチだって。ほらほら、包装紙にこびり付いた感じとか見てよ。超ウンチ」

これウンチ絶対ウンチと盛り上がる妻を尻目に、品の良い私は包装紙に書いてある説明書きを読んでみる。

<暖炉に設置し、そのまま包装紙に着火してください>

おっとっと。どうやら包装紙を剥がす必要は無かった様子。

そりゃそうだ、過剰包装天国の日本じゃあるまいし、アメリカ人が訳もなく一個々々パッケージするわきゃない。

開いてしまった包装紙でウンチ、じゃなかった燃料を包みなおし、暖炉に設置。

ようやく出番がきたライターで、<ここに着火>と書いてある三箇所に火をつけていきます。

燃える燃える


包装紙についた火は、拍子抜けするほど簡単に薪全体を包み込み、あっという間に大きな炎となりました。

おおお。なんて簡単。

燃える暖炉


事前に、種火用にと用意していた丸めた新聞紙など、全く必要がありませんでした。

というわけで、初暖炉は成功。説明書によれば、これ一本で3時間は燃え続けるとのこと。

いやー、楽ちん。キャンプで火をおこすような面倒さも一切無く、薪を置いて着火、それだけ。

なんだか暖炉というプリミティブな設備の癖に、その手順は極めて洗練されてる印象があり、大変面白い。

確かに、日常的に使うのであれば、手順は極力簡単であるに越したことはないわけで。

まぁ灰を片付けたり、煙突掃除はしなきゃいけないわけだけど。

それにしても、こうしてボウボウと燃える炎は美しく、暖炉の天井をチロチロと舐め続けるオレンジの舌を見ていると、うっとりしてしまいます。

暖炉のある生活って素敵かも。

あとは、膝に乗せて撫でるためのシャム猫と、座り心地の良い安楽椅子、クリスタルのブランデーグラス。それに注ぐブランデーと、下戸の私のために、アルコール分解酵素があれば良いだけです。

人の欲望は際限がない。

ちなみに、あいかわらずバールの遠い親戚の使い道が分かりません。どなたかご存知でしたらご教示下さい。

バール・・・じゃあない。


あと、暖炉の暖房効果は思ったほどでもなかった。なぜだ。

ではまた。
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【2008/01/24 11:01】 | 日記@シアトル | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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