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台湾の結婚披露宴に出席しました、の続き。
前回からの続きとは言うものの、それほど大きな話はもうなかったり。

何せ全ての式次第が中国語で展開するため、まったくと言って良いほど理解できません。

コミュニケーションのなかで、言語の占める割合はたったの7%、というメラビアンの法則は(少なくとも一般的に言われてる意味では)嘘だよな、というのを再確認したり。

本当に何が何だか分からない。

まぁ例え分かったところで、きちんと聞いちゃいないというのが結婚式というものなんでしょうが。

置いてけぼりになるのは必然の私達をさておいて、式は進んでいきます。

まずは正面舞台にむかって一列に並んだ両家両親、新郎新婦を前に、主賓と思しき男性のスピーチ。

聞いたところによると、とある有名ホテルのCEOらしいのですが、所々で笑いをとりつつ、綺麗にまとめて終了。

その後、両家の父親がスピーチ。両方の父親とも、どうやら人前で話すのに慣れてるらしく、この700人を越す招待客を前に、リラックスした様子で話すさまは堂々としてます。笑いあり涙あり。後から一部説明してもらったところによると、実際とても良いスピーチだったそうで。

日本の披露宴だと、友人による一発芸や親族のカラオケなんかもあったりしますが、それは台湾でも同様のようです。ただし、、今回の披露宴ではその代わりに生バンドの演奏がありました。とことん豪華だな。

食事のペースも速く、コースメニューは凄まじいペースで進み、次から次に供される料理の数々。中華料理より若干油っけの無い印象のある台湾料理、堪能させて頂きました。

新郎新婦のドレスチェンジ、そして各テーブルへの挨拶周りなどは日本と同じ。

個人的に面白かったのは、式の後半、友人数名を伴った新郎が各テーブルを酩酊しながら回ってきたときのこと。

私達のテーブルを見回すと、英語で友人と何かを話した後、順繰りに名前を諳んじ始めました。

「えーと。ここは新婦のMBA時代の同級生!こっから○○、××、△△、□□、ヤムリンゴ!あとヤムリンゴの夫!それにI!、あとイトコ!もひとりもイトコ!」

・・・テーブルで名前を覚えられてなかったのは私と新婦のイトコ2名。まあいいけどさ。新郎には3回くらいシカゴで会って話したはずなんだが。

今更ながら、シカゴにおける、自分の社会的身分のほとんどが「ヤムリンゴの夫」であることを実感したり。

結婚後、「○○さんの奥さん」としか呼ばれない主婦の鬱憤が少し分かった気がしました。せめてヤムリンゴ featuring Tくらい言われたい。いや嘘だけど。

そんな私の心のつぶやきはさておき、続く新郎新婦のテーブルめぐり、ドレスチェンジ、新郎新婦からの挨拶などなどは日本の披露宴と同様。その合間にひたすら料理をたいらげ、歓談に花を咲かす私達。それも日本と一緒。

あっという間の3時間余り。

果たして閉会の挨拶があったかどうかも分かりませんが、新郎新婦、ならびに両家両親が出口に向かい招待客の見送りを始め、私達も会場を後にしました。

後半端折りましたが、色々と文化の違いと共通点を楽しめた台湾の披露宴、なにより新郎新婦の幸せそうな様子を見ることもできたし、よかったよかった。

ちなみに、その翌日は新婦側の親族パーティーにも呼ばれ、ここでまたご馳走になりました。聞くところによると、台湾では披露宴とは別に、新郎、新婦でそれぞれパーティーも開いたりするそうで。いやはや、凄い出費だろうに、などと考える私は下衆。

ではまた。
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【2008/01/31 11:59】 | Lost in Translation | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
台湾の結婚披露宴に出席したこと。
成田から台北空港に降り立った翌日、結婚式の会場であるグランドハイアットまで出発。

私達夫婦+同じ日本人のI氏が宿泊するホテルまで、迎えの車が。なんかVIPな気分。外国で不案内な私達に対する心遣いでしょうか。

会場に到着すると、既に他の招待客が会場前のホールでウェルカムドリンク片手に、そこかしこで談笑してます。オール中国語。そりゃそうか。

ホールの正面には笹の葉のような植木が置いてあり、そこには短冊ではなく新郎新婦の写真がぶら下がってます。

いくつか置いてあるテーブルには、これまた特大の新郎新婦の写真集が。

そう、台湾の(そして噂では他のアジアの国でも)結婚式のお決まりアイテムとして、新郎新婦のオリジナル写真集というのがあります。

これがまた、凄い。

色々なコスチューム(←衣装と言え)に着飾った新郎新婦が、想像しうる様々なシチュエーションでロマンチックなイメージ写真を撮ってます。

草原で寝そべり、親密そうに顔を近づけて微笑む二人。

新婦を後ろから優しく抱きしめる新婦。

ドレスを着た新婦を、「あははーまてまてー」と追いかける新郎。もちろん波打ち際。

はたまた、杉本彩のような、これなんつーの野獣系?みたいな感じで籐の椅子に座る新婦。

しかもそれぞれ、名刺サイズに縮小されたものがうず高く積まれ、「ご自由にお取り下さい」という風に置いてあったり。

全てプロの写真家によるもので、聞くところによると撮影に13時間もかかったとか。

これは・・・なんと言っていいのだろう。

幸い、今回の新郎新婦は美男美女だったので、それなりに絵になってましたが、その一方で日々様々なクオリティによるカップルの写真が量産されていることを想像すると、その闇の深さに愕然とせざるを得ません。闇ってなんだよ。

ちなみに、友人I氏と妻は全カードのコンプリートをしてましたが、一体君たちそれをどうするというのか。

意地の悪い人だったら、いろんなカップルで集めてカードバトルをしたくなるに違いない。いや、勝ち負けの基準は聞きたくない。

ちなみに、結婚式でお決まりの記帳もありました。

これもちょっと日本とは違い、もの凄い大きな巻紙がテーブル一杯に広げてあり、どのようにサインしても良いとのこと。縦横斜め、サイズも思いのままのようです。

大きく「○○参上!」と書くというアイデアが一瞬頭によぎりましたが、そこは異邦人招待客。なるべく目立たぬよう、隅のほうに縦書きで、ちんまりと書かせて頂きました。イギリスのジョンブル魂ならぬ日本のハンブル魂は台湾でも健在。

ここらで妻の親友、Cとも再会。クウェート人のCはこの結婚式に参加するためだけに、飛行機乗りついで台湾まで来たそうで。そりゃ凄い。

その後、多少の時間をつぶしてから、入り口の席次表を確認して、会場に足を踏み入れました。


赤っ。

赤と黒


それが第一印象。広大なスペースにみっしりと並んだ丸テーブルは日本の結婚式と同様ですが、暗めに設定された照明の下、赤に統一された会場の雰囲気はインパクト大。会場の両脇につるされた、2つの巨大なディスプレイと相まって、まるで大物歌手のディナーショーのようです。

そして、そんじょそこらのディナーショーではない証とばかりに、正面舞台の奥、グランドピアノとウェディングケーキを前景として、燦然と輝くのは黄金の双喜文。(これ→喜喜)

Double Happiness


これはDouble Joy、またはDouble Happinessとも呼ばれ、ラーメンの丼の模様なんかでも見かけるものですが、もともとは新郎新婦が幸せに並んでいる様子(喜喜)を表しており、結婚式では定番のマークだそうで。

そして会場のでかいこと。

これは別に台湾だから、というわけではなく、ただ単に新郎新婦の都合でしょうが、10人以上座れる丸テーブルが70台。ってことは、今回の出席者は約700人以上!中小企業基本法の定義から言えば、立派な大企業。さぁ資本金出してみろって感じです。

なんか偉いとこ来てしまったような気がしてきた。

席次表を確認し、入り口の近く、GSBと書かれた丸テーブルに着く私達。他のGSB同窓生も続々と姿を現し、妻やI氏と久闊を叙してたり。

ちなみにこの日、私は日本でひいてた風邪をこじらせて、ほとんど声が出ない状況。コールミー不如帰。血を吐く代わりに笑顔を振りまく。

んなわけで、主に観察ばかりしていた私ですが、妻もI氏も楽しそう。ちょっとした同窓会風景ですな。

目を他のテーブルに移すと、聞いていたように格好は様々。かなり本格的な礼服を着込んだ一団もいれば、普段着全開、「いまからボーリング?それともカラオケ?」みたいなフリーダムな格好をしている集団もいたりして面白い。本当にどうでも良かったのね。シャツにパンツという出で立ちの私も居心地悪くありません。

そうこうするうちに、司会のアナウンスが流れ、会場の両脇につるされた特大ディスプレイでビデオが流され始めました。

新郎新婦の親族、友人その他と思われるインタビューです。

全然分かりません。そりゃそうだ。

同じテーブルにいた中国語の分かる友人から英語で説明された内容を、日本語で妻に教えてもらうというアクロバティックなコミュニケーションによれば、新郎新婦の馴れ初めとか、紹介された時の第一印象とかを喋ってるようです。

ここら辺は日本でも良くある展開ですな。なにやら笑いが起こってるのは、きっと面白いエピソードなんかも説明してるのでしょう。

そして満を持して、とうとう新郎新婦の入場が近づいてきます。

まずはブライドメイド、そして両家の両親が入ってきました。

って、ブライドメイドも両家の母親も、純白のドレス。

おおお。ウェディングクラッシャー?って意味が違う。日本だったら大手小町あたりで袋叩きに遭いそうな感じですが、きっと台湾ではデフォルトなのでしょう。

こちらの小さな驚きをよそに、会場正面、大扉の周りにスモークが物凄い勢いで焚かれ、招待客の視線が集中します。

この時に面白かったのは、普通日本だったら、招待客が遅刻したり、中座しようとして、新郎新婦の入退場とかち合った場合、「少々お待ち下さい」とか言われて足止めをくらうものですが、ここでは違った。

今まさに新郎新婦が入ってこようという大きな二つの扉の脇、勝手口のようになってるドアからは常に客が出たり入ったり。

それも前述のごとくフォーマルなものから、「イトーヨーカドーだと思って入ったら、披露宴やってた」みたいな格好のオバサマまで、いろんな装いが行き来して、その躊躇いの無い出入りの様子は、私の目からは、なにやらカオスに映ります。

そんな雑多な人影も白煙で溺れさせながら、ようやく新郎新婦が入場。

各テーブルからは成田空港の韓流スターをかこむ熱狂的なファンよろしく、カメラを片手に群がる人々。これは日本と一緒。

友人I氏も白煙にまかれつつシャッターを押してます。

会場の拍手に包まれながら、正面の舞台にはあがらずこちらを向き、一礼する新郎新婦および両家両親。

披露宴が始まりました。

なんだか長くなったので、続きは次回。
【2008/01/30 15:22】 | Lost in Translation | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
台湾旅行記・ドタンバのマナー
遅くなりましたが、台湾に行って来ましたという話。

目的は妻のシカゴGSB時代の友人が結婚式披露宴を開くので、それに出席するため。

こんな機会でもないと、台湾の結婚披露宴に参加できるなどというのはないので、随分と楽しみにしてました。

そもそも、台湾というのは大好きな国なので、こういう機会がなくとも何度も行きた場所なので、願ったりかなったり。

台湾が好きな理由は色々ありますが、まずは食べ物が何でも美味い。そして人々がとても親切、特に日本人に優しいという、とても居心地の良い国です。

ってここまでは良くある「外国が好きな理由」ですかね。敢えて付け加えると、特に私が好きなのは「グっとくる街並み。」でしょう。

と言っても、ヨーロッパのような美しい街並みとか、そういうわけではなく、ちょっと昔の日本を感じさせる建物が沢山あり、それが何故か私の心の隅に突き刺さります。なぜかと言われても説明できない。

今回一緒に台湾に行った、妻の同級生である某I氏に、そんな思いを説明したときも、「・・・へぇ。よくわかんないけど」という生暖かいリアクションを頂いたので、皆さんに分かってくれとは言いません。

ちなみに、私がなんか「グッと来る」建物の一部。

グッときた


ググっときた。


こんなのがそこらじゅうにあるわけで、もう私は一人興奮。

・・・わかりませんか、そうですか。

ちなみに、この結婚式に参加するにあたり、いろいろ悩みました。

台湾の結婚式ってどうなんだろう?格好は?ご祝儀は?なんかタブーは??

さっぱり分かりません。

同じアジアだと思って、日本の結婚式と同じつもりで参加するわけにはいきますまい。

御焼香に参加して、周りの人がしている行為が理解できずに、抹香をボリボリ食べたオスマン・サンコン氏のような事態は避けたいわけで。

妻の友人からの招待状には、特に詳しいことは書いてありません。格好も何でも良いとのこと。

これがアメリカ人からの招待で、「格好は何でも良い」ってんなら、ああそうですかじゃあジーパンとサンダルで、ってのも分かりますが、アジアと言えば、E.T.ホールの言うところのハイコンテクストカルチャー。全ては見たまま、聞いたままではなく、全てのコミュニケーションの裏には、コンテクストの川が轟々と流れているはず。額面通りに受け取るのは危険な気がします。

色々悩んだり調べたりしたものの、これと言った答えがみつからないため、友達に助けを求めました。

妻に、シカゴGSB時代に知り合った台湾人の友人がいるように、私にもDePaul大学のESLに通っていた頃、クラスメイトだった台湾人がいて、何人かとはいまだにコンタクトを取ってます。

時差の関係もあり、なかなか都合の良い時間に見つからない彼・彼女らをとっ捕まえて、話を聞いてみました。そこで得られた情報はこちら。

まず格好。

これは本当にどうでも良いとのこと。新郎新婦との関係性にもよりますが、礼服を着る必要はなく、まぁ襟が付いるシャツを着て、ジーパン履いて無きゃなんとかなるそうです。ネクタイさえ要らないらしい。
スーツを日本から持っていくのが大変そうだったので、これは安心。

次にご祝儀。

お金をどうやって渡すか。
日本のように水引でグルグルと縛られたような熨斗袋はなく、なにやら赤い封筒に入れるのが基本らしい。(ちなみにこの袋は受付でもらえるので事前に準備する必要はない模様)

今回は、せっかく日本から行くので、伝統の熨斗袋を持っていくことにしましたが、そこでもうひとつ注意事項が。台湾では、白は葬式の色らしいので、いわゆる一般的な熨斗袋は避けたほうが良いかも、とのこと。反対に赤がめでたい色らしいので、熨斗袋も赤い色(まぁ最近はいろんな色がありますし)がベターらしい。というわけで、これにも留意して日本で購入。

そして、金額。日本との最大の違いがこれ。金額は偶数が絶対で、なんと奇数はタブーだそうです。逆ですね。

金額には厳密な決まりがないようですが、新郎新婦の友人として、一人だったらNT$2,000.(約\6,600.)、夫婦ならNT$6,000.(約¥19,920.)か、NT$6,600.(約¥21,912.)あたりが、まぁ平均とのこと。
ただし、今回は渡航費その他がこちら持ちのため、招待してくれた友人はご祝儀を期待してないとは思われるので、NT$3,600TD(約\10,832.)くらいで良いんじゃないかな、というのが友人の言。なるほどね。

一応、それぞれの数字にも意味があるそうなんですが、そこらへんはよく分かりません。

きっと他にもなんかあるのかも知れませんが、最低限、準備段階ではこれくらい抑えておけば良かろう、ということで、実際の結婚式に参加してきました。

その様子はまた次回。

ではまた。
【2008/01/29 02:13】 | Lost in Translation | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
Oops!
前回のエントリの中で、アメリカ人相手だと、驚いたときに、つい「オーマイガっ」と言ってしまうということを書きました。

ええ。恥ずかしいんですけどね。あらためて書いてみても。でも言ってしまう。

私はどっちかというと無神論者で、もしどうしても宗旨を選ばなきゃいけないというのなら、まよわずFSM信者を名乗るような人間なので、本来は驚くたびに「おお神よ」なんて言う資格は無いのですがね。いやはや。

敢えて言い訳すれば、周りが使ってるので、つい使ってしまうんですね。喋り始めの子供が、周囲の大人の言ってる言葉をそのままコピーするようなもので。

ただ、この「オーマイガっ」ってのも曲者で、一度敬虔なクリスチャンの家に招かれたとき、つい口走ってしまい、露骨に不愉快な顔をされたこともありました。

まあその、やっぱりあんまり良い表現ではないわけで。少なくとも、本当に信心深い人は言わないようです。

だもんで、「オーマイガっ Oh my God!」ではなく、その遠まわしな言い方として、「オーマイガッシュ Oh my Gosh!」という人もいます。

このGoshってのは、Godの言い換えというだけで、大した意味はありません。卑語を含んだ「What the fu*k!」を「What the heck!」と言い換えるのと同様。

って話がどんどんずれるので、これについてはこの辺で。

で、何が言いたいのかといえば、こう言った感嘆詞というものは、ついつい口にしがち。

流石に私も日本人相手に喋ってるときにはありませんが、もし、そんな人がいても責める気にはなれません。本当に条件反射みたいになっちゃうのでね。

別に好き好んで、みんなドロンパとかイヤミになりたいわけじゃないザンスからね。

また話がずれた。

そんな感じで日々、周囲の人をいやな気分にさせるリスクを背負いつつ、若干間違った方向で英語に親しんでる私ですが、どうしても上手く言えない感嘆詞があります。

それが「Oops!」

直訳するなら「おっと!」てな感じでしょうが、まぁなんか落としたりとか、ちょっと意表を点かれたときに言う表現。「ウップス」ってな発音かしら。

今は見る影もありませんが、売れてた頃のブリトニー・スピアーズの曲なんかでも有名ですね。「Oops!... I did it again」って奴。

インチキ英語スピーカーとしては、このウップスも日々の生活で連発したいところですが、何故か身につきません。

では、例えば物を落としたとき、私は代わりに何と言うか。



「おっプス」



ええ。本当にお恥ずかしい。何語ですかこれは。

言わんでも良いメカニズムを説明すると、何か起こったとき、つい「おっと!」と言ってしまう日本人の私。そこで「おっ」っ口に出てしまった段階で、言語中枢が慌てて回線を繋ぎなおし、後半部分に「・・・プス」という、明らかに不必要な語尾をくっつけてしまう。

なんとかならないものか。

いっそ「おっと!」とか「おっととっと!こんちくしょうめ!」とか男らしく叫べれば良いのでしょうが、一度変な方向に捻れた私の辞書は削除不能。

日々「おっプス」「おっプス」、なんだか放屁が制御出来ない人みたいな音を発してます。ああ恥ずかしい。

たちの悪いことに、この私の恥ずかしい口癖を妻が発見し、私が日々「おっプス」言う度に、

「今、『おップス』って言った?ねぇねぇ。今『おップス』って言ったでしょ?あははははぁ、なにそれ?」

と嘲笑うのが耐えられません。

悔しいので「おっプスタッパッパー♪」とか「おっプサぁぁあ!」などと、敢えて新たな奇声として再生させようと試みましたが、妻は面白がる一方で、状況は悪くなるばかり。

いまでは、夫婦で買い物に行った際、レジで小銭を落とすやいなや、軽やかに「...Oops」などと西洋かぶれの発音で呟く妻に嫉妬すら感じてしまいます。

どうしたら良いのだろう。

私は考えました。

そうだ。

いっそ、逆転の発想で、これをマイスタンダードからグローバルスタンダードに変えるべく、「おっプス」を新たな日本語として広めると言うのはどうだろう。

「おっプス。携帯の充電忘れちゃった」

そんな感じで。是非皆さんにも使っていただければ幸いです。

和魂洋才的な意味でひとつ。

我ながら何言ってんだか分からなくなってきました。

おっプス。
【2008/01/26 10:20】 | 日記@シアトル | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
暖炉のある生活(続き)
というわけで、前回の続き。

天の岩戸じゃあるまいし、一向に開かない暖炉内部のフタの件で、管理事務所に赴き、だれか人を寄越してもらうようにお願いしました。

全然関係ありませんが、渡米当初はこんなことでもいちいち緊張したり、つい辞書で言い回しをチェックなんかしていましたが、最近は余裕。

いや、「余裕」って書くと、さも私の英語力がメキメキ上がったかのような高慢チキチキマシンに聞こえるでしょうが、決して猛レースとか、そういうわけではありません。

ただ、なんというか鈍感になっただけなのでしょう。

管理事務所の人に対しても、ぶつ切りのデタラメ英語で事情を説明。

「あー私、実は暖炉なんだけど。あのフタ。中の。暖炉の上の。ほら空調。いやあるじゃない?なんかフタ。あれってフタ?パカパカするやつ。水平とか垂直とか。それ開かない。一生懸命頑張った。開かないの。誰か来れる?」

・・・なんか英語のクオリティは下がり続けてる気がする。

それでも意は通じたらしく、夕方になってメンテナンスのおっちゃんが来てくれました。

玄関できちんと靴を脱ごうとしているおっちゃん、あんた良い人だ。

「あー暖炉の中の排気弁が開かないんだっけ? これ試してみた?」

靴を脱ぐやいなや、暖炉の前面右側の近づき、昨日まったく気がつかなかった、小さな鉄の板を指差します。なにそれ。

ガチャ。ズルズル。

おっちゃんがその鉄板を軽く押すと、それはスムーズに前に飛び出してきました。

隠しスイッチ


おおお?と思って暖炉の中を覗き込むと、昨日あれだけ苦労したフタが垂直に持ち上がっており、ぱっくりと口を開けています。

「オーマイガっ」

変なとこだけアメリカナイズされてる私がこう叫ぶと、おっちゃんはニヤニヤして続けます。

「大丈夫。あんただけじゃないよ。どうもみんな気づかないらしくて、同じ質問が良く来るんだ。最初の設備確認で誰かがきちんと説明すべきだと思うんだけどねぇ」

「・・・オーマイガっ」

他に言葉が浮かばない私。

なんか他にある?と尋ねるおっちゃんに、このまま帰したら私は「おお神よ」しか言ってないことに気づいたので、気になることを聞いてみる。じゃあ昨日、俺が悪戦苦闘したレバーってなんなんですか。

「あーこれね(ガタゴトガタゴト)。これは煙突の中の煤が溜まったら、これを動かして掃除するんだよ」

じゃあ、昨日私は延々と、煙突の中の煤を払っていたのか。それも一生懸命。なんつー。

「じゃあ、良い火を!(Nice fire!)」と、人を放火魔呼ばわりするかのような言葉を残し、おっちゃんは颯爽と去っていきました。

うーむ。余計な恥を掻いた。

聞くは一時の恥、人によっては一生のトラウマ、もうちょっと調べりゃ良かった。

でも私には、すくなくとも綺麗に煙突まで繋がった暖炉が残ってます。

妻が帰ってくるのを待ち、早速暖炉デビュー。

待ってろサンタ。黒焦げにしてやるぜ。

昨日のエントリでも書きましたが、スーパーには様々な薪が売ってます。まんま「木材」というものから、なんか爆発すんじゃねぇかというパッケージングされたものまで。

今回、暖炉初心者の私達夫婦が選んだのは、なんか爆発しそうな奴。

燃料箱


一本取り出して、ぴりぴりと包装紙を剥ぐと、そこには何やら硬柔らかそうな茶色の物体が。へーこんなになってんだ。

なんか汚い。


「知ってる?これってウンチで出来てるんだよ」

突如、横から見ていた妻の発言。

「んな馬鹿な。インドじゃないんだから。」

「いやこれ絶対ウンチだって。ほらほら、包装紙にこびり付いた感じとか見てよ。超ウンチ」

これウンチ絶対ウンチと盛り上がる妻を尻目に、品の良い私は包装紙に書いてある説明書きを読んでみる。

<暖炉に設置し、そのまま包装紙に着火してください>

おっとっと。どうやら包装紙を剥がす必要は無かった様子。

そりゃそうだ、過剰包装天国の日本じゃあるまいし、アメリカ人が訳もなく一個々々パッケージするわきゃない。

開いてしまった包装紙でウンチ、じゃなかった燃料を包みなおし、暖炉に設置。

ようやく出番がきたライターで、<ここに着火>と書いてある三箇所に火をつけていきます。

燃える燃える


包装紙についた火は、拍子抜けするほど簡単に薪全体を包み込み、あっという間に大きな炎となりました。

おおお。なんて簡単。

燃える暖炉


事前に、種火用にと用意していた丸めた新聞紙など、全く必要がありませんでした。

というわけで、初暖炉は成功。説明書によれば、これ一本で3時間は燃え続けるとのこと。

いやー、楽ちん。キャンプで火をおこすような面倒さも一切無く、薪を置いて着火、それだけ。

なんだか暖炉というプリミティブな設備の癖に、その手順は極めて洗練されてる印象があり、大変面白い。

確かに、日常的に使うのであれば、手順は極力簡単であるに越したことはないわけで。

まぁ灰を片付けたり、煙突掃除はしなきゃいけないわけだけど。

それにしても、こうしてボウボウと燃える炎は美しく、暖炉の天井をチロチロと舐め続けるオレンジの舌を見ていると、うっとりしてしまいます。

暖炉のある生活って素敵かも。

あとは、膝に乗せて撫でるためのシャム猫と、座り心地の良い安楽椅子、クリスタルのブランデーグラス。それに注ぐブランデーと、下戸の私のために、アルコール分解酵素があれば良いだけです。

人の欲望は際限がない。

ちなみに、あいかわらずバールの遠い親戚の使い道が分かりません。どなたかご存知でしたらご教示下さい。

バール・・・じゃあない。


あと、暖炉の暖房効果は思ったほどでもなかった。なぜだ。

ではまた。
【2008/01/24 11:01】 | 日記@シアトル | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
暖炉のある生活
シカゴよりはよっぽど暖かく、けれども東京よりは少し寒い。そんなシアトルですが、スーパーではシカゴでも東京でもあまり見たことのないものを目にします。

それがこれ。薪の山。

薪の山


勿論、シカゴでも暖炉のある家ってのはあるはずで、実際、私もクラスメイトの家で一度見たことがあるのですが、あんまりスーパーで薪を売ってるのは見た事がなかったような。

ちなみに、夫婦で住んでたシカゴのアパートも、その後エヴァンストンで借りてた部屋も、おっそろしい程の暖房完備で、外ではどんなに冬将軍が高笑いをしていても、建物の内部は裸族が舞い踊れる状況でした。

今住んでるシアトルのアパートはというと。

建物の中もうすら寒い。

天井も無駄に高いために、暖房をフルスロットルにしてもなかなか暖まりません。ヘタをすると手足が軽くかじかんで、鼻の頭も痺れてきます。

不思議な感じ。

そこでとうとう、我が家の秘密兵器を登場させることにしました。

それが暖炉。

暖炉


そう。我が家には暖炉があるのです。

借金背負った貧乏夫婦が暖炉付きの家に住むなんて、なんて生意気な。そんな声が聞こえてきそうですが、標準装備だったんだから仕方が無い。

大体、暖炉がなかったらサンタも来れませんからね。まぁ許して下さい。

あまり子供の頃火遊びをしたことがないため、家の中で生の火をボウボウ燃やすっていうのに若干抵抗があったのですが、せっかくだから使うことにしました。

まずは準備。

妻が近所のスーパーで、暖炉を使用するにあたり、必要なものを買ってきました。

チャッカマン、といってどれくらい通用するかわかりませんんが、取っ手のついたライターみたいなものが一つ。

あと使う前に暖炉の中を覗き込まなければいけないそうなので、懐中電灯。

それに、実際使うことになったとき必要となるらしい、正式名称は不明な暖炉セット。

暖炉セット


暖炉セットには火かき棒、塵取り、箒、それに用途が不明な、「バールのようなもの」がゴチャゴチャくっついたもの、の以上4点が付いてきます。

火かき棒といえば、古来様々な映画、小説等で凶器(「激情にかられ、つい持っていた火かき棒で相手の頭を一撃」)、もしくはいざという時の護身道具(「身を守れるものといえば、暖炉に立てかけてある火かき棒のみ」)として本来の用途以外での、知識としての親しみはありますが、実際に所有するのは初めて。

あらためて持ってみると、そのずっしりした質感、先端が尖った凶悪なフォルム。私の中に残った少年の心が無駄にドキドキしてきます。

私は手を伸ばすと、そこにあった火かき棒で・・・


・・・か、かっちょいい。

振り回して悦に入るのは、妻が外出している機会に残しておいて、準備を進めます。

まずは、家を借りるときに付いて来た、マニュアルを読んでみる。

<暖炉を使うときには、暖炉の中、煙突に繋がる部分の「フタ」が開いていることを確認すること。>

<フタが水平に閉じてる状態ではなく、垂直になっていれば暖炉を使えます。>

<フタを開けるためには、暖炉の種類によって二つの方法があります>

<暖炉のなか、左手にレバーのある場合は、それを引っ張ってスライドさせてください。>

<レバーが無い場合は、右手の上部にあるタイプなので、同様に引っ張ればフタが開きます。>

さてさて、我が家の場合はどっちでしょう。

積年の煤がこびり付いた、暖炉の外枠で汚れないよう気をつけて、懐中電灯で中を覗き込みます。

お?これか?

レバーらしいものを発見。

レバー?


人差し指と親指でつまむと、動く方向にむけて、力任せで揺すってみる。よいしょよいしょ。

ガタゴトガタゴト。

なんか遠くで鉄の蝶番が音を立ててるような感じがします。

ところが暖炉の内側、上部にあるフタを見てみても、ピクリとも動いてません。

力が足りないか。よいしょよいしょよいしょ。

ガタゴトガタゴト。ガタゴトガタゴト。ガタゴ。

引っ張る方向が間違ってるのか、力が足りないのか、フタはその口をぴったりと閉じたまま。

うーむ。何かがおかしい。動きにくかったレバーは、いまや良い調子で動いてます。そして、どこかでガタガタ音はする。でもフタは開かない。

これは・・・壊れてるのかな。

入居したときに、その他の設備については管理事務所の人と一緒に動作確認をしました。でも流石に暖炉は試してません。

一瞬、いいやこのまま燃やしちゃえ、という気もしましたが、煙が部屋に流れ込んで一巻の終わり、夫婦そろって燻製ハムというのもぞっとしないので、ここは我慢。

仕方が無いので、翌朝を待って、管理事務所に確認することにしました。

冷え冷えとした暖炉は、何だか寂しそうに口を開けたままです。

こんなに長く書くつもりはなかったので、次回に続く。

ではまた。
【2008/01/23 11:46】 | 日記@シアトル | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
言い訳はしたくなかったり。
どうもブログを書くにあたって、最近若干の力みが感じられるようになり。

それが気づけば精神的な凝りとなり、コチコチになった血の塊は、いつしか神経に障って、以前は大したことがなくても気軽に追加していたエントリも、書くのがちょっと荷になってきたり。

しばらく前から、他の方のブログを読むのにアグリゲーターとかRSSリーダーとか呼ばれる、更新があると知らせてくれるサービスを使っているのだけれど、自分がエントリを書かない間に着々と他の更新されるブログを観ていると、競争でもないのに気だけが焦ってニッチもサッチモit's a wonderful world.

というわけで、今日からはもう少し頑張ってみようかと思ってみたり。

・・・個人的な意見ですが、ブログの法則として、「更新してなくてごめんなさい!今日からもっと更新を頑張ります」とか言ってるブログの致死率は結構高めだったりするので、そう言った事態は避けたいのだけど。

まぁこのブログのボトムラインというものは、日本にいる友人知人親族への近況報告なので、そんなに肩肘を張る必要もないことは分かっているのですがね。

とは言え、最近は朝、会社に「行きたくなーい」と嘆く妻を見送ってから、卒論やらなにやらをコツコツとやってる内に日が暮れて、妻帰宅、夕食、就寝。という至ってシンプルな生活を送っているので、なかなか面白い話なぞ無いのですが、まぁ隙を見つけてチマチマと。いや生活自体は隙だらけなのだけど、ネタを探しては更新していきたいなと思ってます。

ではまた。
【2008/01/21 16:46】 | 日記@シアトル | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
タイトルバナー変更
いつまでたってもシカゴは無いだろうと、気になってたタイトルバナーを変更しました。

苦情、改善提案などありましたらお気軽に。

台湾紀行、日本帰国時の話については、そのうちご報告したいと思ってます。

ではまた。
【2008/01/16 11:29】 | 日記@シアトル | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
どこかに帰る。
ご無沙汰致しました。

怒涛のような台湾旅行および日本帰国を終え、ようやくシアトルに戻ってまいりました。

もの凄い圧縮されたスケジュールだったので、ほとんどの方にご挨拶もなにも出来ずにアメリカに戻ってきてしまい、大変申し訳ありません。

まぁまた帰るときもありますので、そのときには是非。

って毎回こんなことを言っているような。

ちなみに、アメリカに住むようになってから、日本と行き来をするたびに、毎度微妙な違和感を覚えるのはこの「帰る」とか「戻る」という言葉の使い方。

シカゴに帰る、シアトルに戻る、日本に帰国する。

どれも正しいんですが、一体私はどこに帰っているのか。どこに戻ってんのか。

多分気にしてるのは言ってる当人だけでしょうが、なんだかね。

生まれ育った日本、帰ってる間は、やはりとても居心地が良いのですが、一方で、現在私達夫婦が生活の拠点にしているのはアメリカな訳で、そのせいか、日本にいても、どこか違和感がある自分を感じたりします。

じゃあアメリカの生活にすっかり馴染んだのかといわれると、そんなわけはなく、アメリカにあるのは住まいや学校、職場と言った、現在の社会的身分を形成するためのギリギリの要素しかないわけで、家族や友人、甘酸っぱい思ひ出なんかの量は、日本に比べると極々少ないわけです。

だいたいが、いまだにケーブルテレビひとつ映らなくなっただけで、アメリカ人とやりとりをしなければならないことにうんざりする自分がいるわけで、そういう意味では、全然居心地良くないし、これから先、日本にいるときのように快適に過ごせる気もございません。

じゃあ、なんでこんな苦労してまでアメリカに住んでいるのやら。

まぁ、いまさらこんなことを言っても仕方が無いのですが、里帰りを終えるたびに、そんなことを考えてしまいます。

誰もが通る道なんですかね。

それとも単なる自意識過剰か。

はたまた卒論から逃げたいだけか。

はらたいらさんに全部。

ではまた。
【2008/01/15 11:27】 | 日記@シアトル | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
新年
明けましておめでとうございます。

近年は、Xmasカードどころか、年賀状すら書かないという不義理ブッチギリな私ですが、ブログくらいは新年のご挨拶をば。

昨年中は色々な方にお世話になったり、ならなかったり致しましたが、本年も様々な方にお世話になったりならなかったりすると思いますので、何卒宜しくご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いしたりしなかったり致します。

挨拶終了。

ちなみに近況ですが、ブログを見返すと、いつもこの時期に風邪を引いている気が致しますが、今年も例年通り、風邪を引きました。

そんな中、明日からは妻の友人の結婚披露宴に出席するため、ちょっくら台湾まで行って参ります。

あと、久々に日本に帰ってきたら、周囲の方からやくみつるに似てるとか江原啓之に似てるとか言われ、ちょっとしたアイデンティティクライシスを迎えております。

なんかもう、これについては深く考えると、ちょっとだけ死にたくなるので、できるだけ目を背けて生きて行こうと思います。

ちなみに、年が明けて初めて観た夢は、小学校に忍び込んで、揚げパンを食べるというものでした。

それもこれもひっくるめて、すべて幸先の良い出来事だと思うことにしました。

新年ですからね。

ではまた。

kagamimochi
【2008/01/03 07:12】 | 日記@東京 | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
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