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ボブ・リー・スワガー、東京に行く。
シカゴのアパートを引き払うとき、近所の古本屋でもっていたペーパーバックのあらかたを処分したところ、ポイントがつき、なんと新刊を$50分ほど買えることに。

今回それを利用して、Stephen Hunterの新刊"The 47th Samurai"を購入。只で読みたい本が手に入るのって素敵。

the_47th_samurai



という訳で、勉強の合間に読んでますが、これが面白い。

ちょっと期待してたのと、別の意味ですが。

まだまだ序盤なので、今後、話がどう展開するのか読めませんが、ボブ・リー・スワガーの父親、アール・スワガーが硫黄島の戦いで手に入れた日本刀をめぐり、なんと今回、あのボブ・リー・スワガーが日本に行きます。

アーカンソー出身の貧乏白人、ある意味で典型的なアメリカ人とも言えるボブが出会う日本文化、これは興味深い。

日本刀を持ち込もうとして成田空港で止められたり、新宿の交差点で、信号が青になった途端一斉に歩き出す人々を見て、ボブが「まるでD-Day(ノルマンディー上陸作戦)みたいだ!」とか思ったりするところで、声を出して笑ってしまいました。

これまでの流れとしては、第二次世界大戦末期、硫黄島でのアール・スワガーと、日本軍ヤノ大尉の出会い(というか戦い)と、現代におけるボブの日本での冒険が交互に語られています。

なので、ボブ・リー・スワガーシリーズで言えば題二作”Black Light"(邦題『ブラックライト』扶桑社ミステリー)に近いのかも知れません。もう少し読まないと分かりませんが。

日本人がえらいことステレオタイプに書かれてることや、いつものHunter作品なら銃器についての詳細な描写がされるところが、今回は日本刀について微に入り細に渡る記述がされている、ということを除けば、他の作品同様、テンポよく読むことが出来ます。

さあ今後どうなることか。

ちなみに作者のStepehn Hunter、本書の冒頭で「日本のサムライ映画への感謝と尊敬を込めて」という言葉とともに、沢山の名前を挙げて献辞としています。

これがまた凄い。

小林正樹、五社英雄、黒澤明、稲垣浩、三隅研次、田中徳三、安田公義、岡本喜八、沢島忠、藤田敏八、角川春樹、山田洋次、黒木和雄、滝田洋二郎、北村龍平、山本薩夫



とまずは日本の監督の名前がずらり、

それに続いて役者の名前。

志村喬、木村 功、三船敏郎、稲葉義男、加東大介、Mioru Chiaki、宮口精二、仲代達也、勝新太郎、市川雷蔵、若山富三郎、Tanbo Tetura、サニー千葉、梶芽衣子、新珠三千代、伊藤雄之助、Datsuke Kato、加山雄三、京マチ子、Kashiro Matsumoto、富川晶宏、中井貴一、Sata Koichi、上戸彩、永瀬正敏、原田美枝子、Sandada Hiroyuki



(英語表記の部分については後で触れます)

最後に、「そして、偉大なる」という一文の後に

橋本忍



とまぁこんな感じで。

随分日本映画を参考にしたみたいですね。

映画評論家としても知られ、その方面の著作も出しているStephen Hunterの面目躍如といったところでしょうか。

この献辞を見て、ちょっと思ったのは、日本語の名前を英語で書くってのは難しいのね、ということ。

上記の名前が一部英語表記のままなのは、一読して誰か分からなかったのためです。

Minou Chiaki → ミノウ チアキ →千秋 実
Tetsura Tanbo  → テツラ タンボ →丹波哲郎
Kashiro Matsumoto → カシロ マツモト →松本幸四郎

ここらへんまでは何とか推測がつきました。

Koichi Sata コイチ サタ は・・・ちょっと迷いましたが、前の名前が中井貴一なので、多分、佐藤浩市だろうと。(理由は後述)

分からないのがDatsuke Kato、ダツケ カトー。

「七人の侍」の加東大介かと思いきや、その名前はもう出てるわけで、他の映画にも出てる加東大介の英語表記が違って、混乱したんでしょうか。

そして極め付けは、役者部門最後のこの方。

Sandada Hiroyuki → サンダダ ヒロユキ


サンダダ!! サンダダ!!


思わず声を上げてしました。どこの外国人か。もしくはどこの「蜘蛛の糸」。

当然これは真田広之のことなんでしょうが、これでは国際的スターが台無しです。なんでこんな酷い目に。

確か真田広之は、かつてデューク真田としてアメリカ進出もしていたはず。

もしそれが通用していたら、今頃あやうくデューク・サンダダという国籍不明のレスラーになっているところでした。なんでレスラーなのか分かんないけど。

あと、時間があれば個人的にやってみたいと思ったのが、この監督と役者の組み合わせが意味するところ。

多分、彼/彼女らを組み合わせていけば、Stephen Hunterが具体的にどんな映画の影響を受けて、この「The 47th Samrai」を書いたのかが分かることでしょう。

実際、さっきKoichi Sataを佐藤浩市と判断できたのも、直前の名前が中井貴一だったので、多分これは「壬生義士伝」つながりだろうと思ったわけですし。

ちょっとした神経衰弱みたいですね。

他に、分かりやすいところだと、黒澤明に対応するのは・・・該当作品が多すぎてよく分かりませんが、志村喬・木村 功・三船敏郎・稲葉義男・・・役者の名前の並びから見たら「七人の侍」?

そんな感じで。


あと、北村龍平の名前があることにも驚き。


他の名だたる映画監督とのバランスが取れてないような。


なんでだろ。

アメリカでもカルトな人気のあるチャンバラアクション映画「VERSUS」を撮ったからでしょうか。でもあれサムライ映画だっけ?




じゃあ北村龍平に対応する名前としては・・・。




こちらも名だたる名優に囲まれて、異彩を放つ名前を発見。




上戸彩。




北村龍平+上戸彩って・・・「あずみ」かよ!


いやまぁ、良いんですが。


・・・本当にあれを参考にしたの?


名前を挙げる程?

ちょっと物語の先行きが不安になってきました。

そして、最後に挙げていた橋本忍が、大脚本家としてではなく、日本映画史上に残る珍作「幻の湖」の監督として挙げられていたのであれば、このStephen Hunterの新作も、今後の展開が恐ろしいことになるに違いありません。

ラストシーンに脈絡もなく、スペースシャトルとか打ち上げられたりして。(注1)


いやさすがにそれはないか。

多分ね。

とりあえず、どきどきしながら読み進めるとします。

今回は、海外ミステリ、および日本映画に興味のない方にとっては極めて退屈、かつ支離滅裂なエントリになってしまいました。

申し訳ありません。

ではまた。

(注1)
「幻の湖」はそういう映画なので。いや、ある意味で「それ以上」なのだけど、とても簡単には説明できない。興味のあるかたは、Wikipediaで検索でもして読んで想像を膨らまして下さい。その想像すら遥かに超えてる作品です。
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【2007/10/08 06:28】 | 読書関連 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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