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伝染るらしい。
妻の一時帰国も終了し、シカゴの我が家は通常営業となりました。

通常営業というと少し違うか。これまでと違う点がひとつ。
晴れてMBAホルダーとなった妻は9月の仕事開始までの間、人生初の専業主婦生活をエンジョイしようとしています。ニンテンドーDSの「逆転裁判4」も既に2回攻略したとのこと。それがどこまで世の専業主婦のイメージに沿ってるのか分かりませんが、人生でこんなにノンビリできるのも久し振りでしょう。しっかり休みたまえ。

私の方は、現在のところ、正式な授業は週に1度の「認知的デザイン」の授業があるのみ。後半になるに従って授業が増えて行くと言う変則的かつ修羅場が予想されるスケジュールですが、とりあえず若干のんびりしてます。

さてこの「認知的デザイン」のクラスですが、そこそこ楽しんでます。
認知的バイアスとかヴァイラルマーケティングとか、どちらもこれまであまり、うちの学部では興味の中心にならなかった分野ですが、認知心理学や最新のマーケティング事情について勉強する機会というのは、こういう機会でもない限り勉強出来ないので、このチャンスを活かしたいと思っております。

これまでのところは、宝くじってのがどれほど認知心理学的に優れた商品であるかというのと、ヴァイラルビデオ(youtubeにあるような、「つい友達や知人に教えたくなってしまう」ビデオを使ったマーケティングの手法)、さらには認知的バイアスというのを良い方向でつかった金融商品について学びました。

何をどこまで理解しているのかは、書いてる私にも今ひとつ分かりませんが。

ちなみに、この授業にはチームプロジェクトが3つありまして、その最初が前述のヴァイラルビデオを作るというもの。

各チーム架空の商品なりサービスを想定し、それらのターゲット層のどのようなMental Stateに訴えつつ、これまで満たされなかったようなニーズを満たすようなビデオを作るか、というのが課題です。企画書とビデオの台本をつくるだけでも良いのですが、実際にビデオを撮影し、youtubeなりgoogle videoにアップロードするところまで持って行くと、プラスで点が加算されるとのこと。

これはビデオ撮影までやるしかあるまい、というので各チーム知恵をしぼって色々考えるのですが、どのクラスメイトもビデオを作ると言うアイデアに気持ちが盛り上がってしまうのか、なかなか現実的な路線を軽やかに踏み外したアイデアが多く面白いです。詳しくは書きませんが、「それ、イメージ通りに作ったら、制作費いくらかかると思ってるんだ」みたいな。

ちなみにうちのチームで検討の俎上にあがってるのは以下の3つ。
「人と人との結びつきの大事さを訴える」
「地球温暖化の危機について訴える」
「結婚やパートナーシップがいかにすばらしいかを再確認させる」

なんというか、個人的にはへそで茶を沸かすようなどれも深刻かつ重要なテ-マだな、という印象。

私が提案した「比較的上品なJackass」という案は速やかに黙殺されました。チームの決定だから仕方がない。民主主義万歳。

それにしても、この認知心理学的なマーケティングというのは、一歩間違うと人の心の隙間にスルっと入るのを目指すと言う意味で、上手く嵌れば非常に効果的である一方、仕掛けた側の意図によってはとっても危険な手法ですね。

言い換えると、うまいこと利用すれば、きっちり情報を与えた上で、時にはターゲットの個人なり集団なりに非合理な選択をさせてしまうことも可能な(しかもその結果に満足させることも出来る)わけで、仕掛けるのが大変な分、上手く回れば悪魔的な効果がありそうです。

同じようなことを他のクラスメイトも思ったらしく、仕掛ける側の倫理というのが非常に大事なのでは?と質問が挙がったこともありました。
教授の答えは、「んーまぁ確かに倫理も大事だろうけど、基本的にそういうのを制御するのは社会的なシステムの方であって、デザインをする側はそんなことを考えるべきではないと思うよ」とのこと。

いいのか。それで。

まぁ現実は、なかなかそう上手くは、狙った通りの効果を出すようなデザインなど出来ないんでしょうがね。

そんな訳で、夏学期の間にうちのチームも一本のビデオを作成して、インターネットにばらまくことになりますが、良い出来だったらこのブログでも紹介したいと思います。

もし今後この話題に触れなかった場合は・・・まぁ察して下さい。

ではまた。
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【2007/07/08 15:41】 | LOC涅槃通信 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
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