TWITETTA!

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
妻の卒業式
シカゴ大学キャンパス。

私の祈りは中途半端に受け入れられ、晴天とも曇天とも言いがたい日曜日。

キャンパス中央、屋外に設けられた会場。

じっとりとした熱気につつまれ、ひたすら待つ。

えらい座り心地の悪い、木製の折りたたみ椅子は芝生の上で私の体重を支え、ぐらぐらとふらついている。
周囲では名も知らない小さな羽虫が飛び交い、参列者を悩まし続ける。

約2時間が経過。

パーパーペプーペーペーパー(ダラダラダラダラダン!)
ペーペーピヒョープープー(ダラダラダラダラダン!)

バグパイプとドラムのリズムを文章で表現しようという努力も空しく、音楽隊に率いられシカゴGSBの卒業生が入場。

いっせいに立つ参列者。カメラを振りかざしパシャパシャパシャ。

私たち家族のいるところからは、かろうじて頭の天辺が見えるくらい。

先頭にたつ2人の旗手が持つのはアメリカ国旗とシカゴ大学の校旗。

私の父がつぶやく。

「おお。ここはアメリカなんだな。・・・気が付かなかったよ」

寝不足の私には、そんな冗談には上手く対応できないよ。






というわけで、今日は妻の卒業式でした。

日本からは義母(妻の母)だけでなく、私の両親、も参列しております。

肝心の夫である私の方は、翌日に期限が迫った修士論文課題設定ペーパーによる連日の睡眠不足で若干フラフラしてます。

会場前方には、テントで覆われたステージがでんと置かれ、その手前に卒業生が座る予定の席、そしてその後ろには参列者用の席が続きます。

更に後方の席には会場の様子が分かるように、大型のディスプレイが2つ。

金かかってますね。

苦しい学生生活を終えた、卒業生の顔は、皆一様に明るく、互いにハイタッチをしたり、家族に手を振ったり。

まさに晴れ舞台。

ちなみに卒業生が入場してくる前、参列者向けに注意事項がありました。

式の間はカメラやビデオでの撮影は禁止。あと学生の名前が呼び上げられる時に、名前を叫んだり拍手をしたいだろうけど、それも駄目、とのこと。

カメラやビデオはそれによって、他の人の視界を遮ってしまうから。

名前ごとに歓声をあげちゃいけないってのは、次に呼び上げられる人の名前が聞こえにくくなるから、だそうで。

どちらも理屈は分かりますが、ちょっと残念。

式の方は2つスピーチのあと、名前が呼ばれるに従って、学生達がステージに上がっていきます。

フルタイムの学生だけでも550人ですから、ちんたらやっていたら中々終わりません。半ば機械的に。

と、最初のうちは静かだった参列者ですが、そのうち喜びに耐え切れなくなったのか、叫んだり拍手をする参列者も出てきました。

(例)

「トレノフ ミノフスキー(仮名)」

「トレノフー!」 パチパチ。

基本的には「禁止」というのメッセージがある程度行き渡ってるためか、拍手も歓声も勢いは無く、散発的なもの。

かえって物寂しい気が。

でもしたくなる気持ちも良く分かります。

他にも

「フランシス バックマイヤー(仮名)」

「フランシスー!(パチパチパチパチ)、キャーーーーー!」

シャウトとかしてるし。

まぁね、本当に家族の嬉しい気持ちも良く分かりますよ。

ピィーーーー!

誰だ笛まで持ち込んでる奴は。

ちなみに、手元のパンフレットには、ABC順で呼ばれる名前がずらずらと並んでいます。

妻の名前がきちんと載っていることに家族一同ホッと安堵のため息。

良かった。本当に卒業できるんだね。

妻の名前はかなり後方なので、呼ばれるのも最後のほう。

それまでは、アナウンスに従って学生達の名前をチェックして時を過ごします。

世界中から本当に様々な学生があつまってるんだなぁということを改めて実感。

どんな発音をするんだろうと思うような名前もあれば、チェンとかキムとかリーって多すぎだろう、などと詰まらないことに感心したり。

ちなみに、名前の中には、

・WITH HONORS

と表記されている人がいます。これは特に成績が優秀だった生徒につけられるんだそうで。すれは素晴らしい。

普通の学生がピカチュウだとすれば、彼らはライチュウと言ったところでしょうか。

と、更に生徒の中には

・WITH HIGH HONORS

という方も。

これは成績優秀者のなかでも、特に優秀な生徒につかられるようです。

上位数%とかなんでしょうね、きっと。

ってことは。えーと。

一般の学生にはピチューだとすると、"WITH HONORS"の方がピカチュウ、"WITH HIGH HONORS"はライチュウとなるわけですね。

なんでこんなに無理してまでポケモンに喩えてるのか分かりませんが。

それはさておき、多様な人種、国籍に彩られた卒業生に囲まれた妻の姿を見るにつけ、本当にこの2年間、良く頑張ったと思います。

深夜のアパート、「もう本ッ当に分かんないっっ!うきーーーー!」と半狂乱になっていた妻を見ながら、これはひょっとすると途中でリタイアもあるかもな、と思っていましたが、見事やり遂げました。

これから、新しい仕事が始まるまでの3ヶ月近く、結婚以来初の専業主婦となる妻ですが、まぁ疲れをしっかり癒して欲しいものです。

そして、これまで妻を応援して頂いて下さった方々、本当に有難うございました。

妻に代わってお礼を申し上げます。

ではまた。
スポンサーサイト
【2007/06/10 16:26】 | MBA地獄通信 | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。