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美女と野獣
土産とは土地で産まれたと書く。

要するにその土地の産物であるということだが、なぜこれを「みやげ」と呼ぶかと言うと、一説によれば品物を人に差し上げるためによく見て選ぶ、それで「見上げ」るからだと言う。

つまりは土産というのは、その人自身のセンスと、あげる相手のことを思う心が投影されているわけだ。

何も語源から説明することも無かったのだが、妻の同級生の方が夏のインターンシップから帰ってきました。

場所はケニア。

シカゴGSB広しと言えど、ケニアでインターンをするMBA学生ってのもかなり珍しいのではないでしょうか。日本人学生では間違いなく史上初だろう。多分。きっと。

彼女のブログでもケニアにおけるインターンシップ生活が綴られており、時々読ませてもらっては「なんかすげぇ」などと呟いていたものです。

そんな彼女が帰って来ました。シカゴに。

残念なことに、彼女とは妻が会ったきりで、まだ私自身は彼女からケニア話を聞いてないのですが、お土産を頂きました。

妻へはバナナの皮に描かれた素敵なマサイ族の絵と、お茶。

私にはそれらの品物が入っていたビニール袋がお土産だそうで。

確認の為にもう一度言うと、

妻へはバナナの皮で作られた、氣志團を彷彿させる絵と、紅茶。
桜木花道とも言う


私にはそれらの品物が入っていたビニール袋。

・・・私も今まで長いことお土産を貰ったりあげたりしてましたが、ビニール袋がお土産っていうのは産まれて初めてです。

こらえ性の無い犬とかだったら、「散歩の時に不意な便意にも安心、いやぁ重宝します!」とか言えるんでしょうが、一体私にどうしろと。

まあ世の中全てのことには因果関係、原因と結果があるわけで、何か彼女にそのような行為をさせるような原因が私にあったのでしょう。これはこれとして、自らの行為が招いた結果として謹んで受け入れることにします。

当然彼女にも今回の件で生じる結果を受け入れて頂きましょう。

そこで、今度会ったらケニア滞在中につけたともっぱら噂になってる、金製の鼻輪に長い紐を縛り付け、室伏を思わせる高速回転でもってぶんぶんぶーんと遥かミシガン湖に向けてぶらり途中下車の旅を体験して頂こうと思い、実行にはどれくらいの長さの紐が必要か、それだけの強度を有する素材は何か、そもそもハンマーではなく大人の女性を振り回せるくらいの筋力を身につけるにはいかほどのトレーニングが必要でどんな食べ物が向いてるかとチラシの裏にスケジュール表と献立表を書き始めたところ、肝心のビニール袋のデザインに目がいきました。

なんだこりゃ。

表は(どっちが表かはともかく)大きくライオンの顔がデザインされてます。
lion

SIMBA(シンバ)。

シンバといえばライオンキングの主人公の名前として有名ですが、もともとはスワヒリ語で「ライオン」という意味です。説明は不要でしょうがスワヒリ語はケニアの公用語。

つまり大きなライオンの顔の上に、「ライオン」と書いてある訳ですな。

うーむ。

まあこの絵の上に「牛」とか「鈴木」と書いてあってもちょっと解釈に困りますが、なんともストレートな表現。昔の吉田戦車のようなセンスを思わせます。

まぁ子供向けと考えれば納得ができないこともないか。
子供用のグッズなら、可愛らしいウサギの絵に「うさぎ」と書いてあっても不思議は無いし。ライオンってぇのがケニアっぽいですが。

と、いうことでまたチラシの裏に戻って再度トレーニングカリキュラムと毎食後のデザート選びに専念し始めましたが、しばらくして、またあることに気付きました。

表がライオン。裏は?

別に変な先入観があるわけではありませんが、ケニアの土産袋にそれほど意匠を凝らしたデザインも無さそうな気がしまうす。せいぜい裏はシマウマの絵が書いてあって、「しまうま」とか書いてるに違いありません。

ペロリと裏返す。

すると、おおよそビニールの買い物袋に載せるとは思えないものが。

カレンダー

カレンダー(しかも美女のイラスト付き)
↑クリックすると拡大します。好事家の方は是非。

なぜビニール袋にカレンダー?しかも昔の日活映画に出てくる、長距離トラックの運ちゃんの座席の後ろにでも貼ってありそうなデザイン。いや少なくともトラック野郎に出てくる方は、きちんとしたピンナップ写真だと思いますが、このヘタウマな絵は一体なんでしょうか。セクシーな美女を目指した意図は分かりますが、意図が効果を生んでるようには思えません。

美女

セクシー?

花子


「私・・・スーパーモデルになる!」そんな大志を抱いてナイロビに出て来て、やっとの思いで掴んだ唯一の仕事がこれだったらと思うと悲しくなって来ます。まぁ、スーパーの袋のモデルだからスーパーモ・・・いや何でも無い。

話を戻すと、そもそも買い物袋にカレンダーと言うこの発想が凄いです。どうすんのこれ?壁に貼る訳?毎日買い物する人は壁が埋め尽くされちゃうんじゃないの?それとも毎日使い回して、ふと日付が知りたくなった時に使えと?

なるほどなぁ。ケニア人のセンスは不思議ですね。確かに面白い。これは良いお土産でした。

きっと、これをくれた彼女は、私にこの微妙なセンスを感じて欲しかったのでしょう。先ほどまで復讐のプランなどを計画したりして、大変失礼しました。

せめてものお詫びに、なんとかケニア人の意図を汲み、本分を発揮して頂こうと思います。

というわけで工作。
卓上


所要時間5分。卓上カレンダーが完成しました。

素敵。

カタログ番号928(ケニヤ)

使用イメージはこんな感じで。(桃は本製品には含まれておりません)

思いのほか卓上カレンダーとしては破格の大きさとなりましたが、きっとケニアの各家庭にもこれと同様のものが一つはあるに違いありません。きっといるはず、ケニアにも栗原はるみが。

こうして眺めてみると、シカゴの狭い我が家にケニアの雄大な風が頬に触れるような気持ちがします。耳を澄ませば、部族の太鼓の音も聞こえてくるような気が。ううん。気のせいじゃない。

ちょっとしたセンスと工夫一つで、家庭生活に彩りが出る。今日はそんなお話でした。




さて、まだトレーニングプランが書きかけなので、今日はこの辺で。

ではまた。
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【2006/09/28 15:45】 | 日記@シカゴ | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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