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サマーインターン狂詩曲③
MBA学生殺すにゃ刃物は要らぬ 留守電残して知らん顔

-詠みひとしらず

回想はまだ続く。前回はこちら


留守番電話にメッセージが入ってから2日後。

いまだに妻の携帯電話は鳴らない。家の電話も鳴らない。

とうとう妻の身体に変調が出始めた。

「痛たたたたたたたたぁ~!」

昨夜遅く、ストレスによる胃痛が始まり妻は寝込んでしまった。

元々胃が弱く、妻は過度のストレスがかかると、胃の内壁にミミズ腫れのようなものが出来て七転八倒する。

暗黒教団の詠唱もストレス性胃炎を防ぐことは出来なかったらしい。正義は常に勝つのだろう。

布団にくるまり痛みに耐える妻をよそに、あくまで電話は来ない。

何この放置プレイは。

確かに会社側としては連絡なんざいつでも良いだろうし、プライオリティはそんなに高くないのかもしれない。どちらに転ぶにせよ既に結果は出ているのだから。

ただし待たされる方は別。変に期待をしてしまうようなメッセージを聞かされた分、期待していいのか、それとも「ところがぎっちょん駄目でした!」という悲劇に心の準備をすればいいのか、身の引き裂かれそうな思いが続きます。伝えたい・・・この思い。あの人に。

5分あれば電話できるじゃないか。何故してこないのか。

妻は留守電のあった翌日からたびたび相手に電話をし、留守電にメッセージを残してます。
メールでも構わないから結果を教えて欲しい、そんなメッセージも残しましたが、一向に返事はありません。

サクラサクでもサクラチルでもいいからさぁ。お願いしますよ。本当に。

合否の結果を伝えるというナイーブな内容のため、先方は直接電話でやりとりをしたいのだろうが、待たされるほうは気が気じゃなく、紙ヤスリで削られるように磨耗していく神経。

こんな状況が続くと、不安は高まり、色々な嫌な想像をしてしまう。

ひょっとして何か間違いがあったのか。

「オーシット!間違ってグッドニュースとか言っちゃったけど、リストを読み間違えてたわ。ヤムリンゴは合格してないじゃない!どうしましょう。まあいいか。電話が来なければ察してくれるかも。・・・あらもうこんな時間。今日もよく働いたわ。レッツゴーホーム!」

そんなことになってやしないだろうか。

一昨日の伝言が幻でなかったことを確証するように、家の固定電話のディスプレイには赤く「」の文字が残ってる。それが「」になることはない。

この日も無情に時間は過ぎていきます。7時、8時、9時、10時。

胃炎によるダメージのため、妻は不安を怒りに転化する気力も無くなったのか、なんだかやつれた印象を受ける。

そしてそんな妻を見守るしか無い私の身にもなって欲しい。家の雰囲気が暗くてかなわん。
夫婦で若干のベクトルの違いはあれども、悲痛な願いは届かない。

それでも通常通り授業はあるため、宿題やら予習もしなければならない妻。

気を紛らわそうと私が話しかけても、答える妻の瞳の奥には常に

「只今、心は出払っております。」

のサインが浮かんでいる。

哀れなり俺。いや妻。

誰か助けてくれ。

そしてこの日も連絡は来なかった。

なんたることか。

翌日に続く。

(引っ張りすぎ?)
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【2006/02/20 10:49】 | MBA地獄通信 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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